KDDIとローソンは7月、「TAKANAWA GATEWAY CITY」内KDDI本社の社員専用フロアに「ローソン S KDDI高輪本社店」を開店し、オフィス環境に特化した「Real×Tech LAWSON」の実験店舗として 運営している。

本店舗は、店舗内にレジが存在しない実証店舗。
利用者がKDDI社員に限られる環境を活かし、オフィスで働く人(オフィスワーカー)の生産性の向上などに寄与する利便性や体験価値を提供するコンビニエンスストアの構築を目指し、店舗と連携した専用アプリ「オフィスローソンアプリ」を中心に、オフィスワーカーのデータを活用。一人ひとりのニーズに最適化したスマホセントリックな購買体験を提供する。

「オフィスローソンアプリ」には、レジに並ぶことなく決済が完了するスマホレジを導入するとともに、アプリ上で一人ひとりの購買履歴などをもとにパーソナライズされた商品のレコメンドなどを実施。

また、配送ロボットがエレベーターなどのファシリティと自動連携し、ローソン店舗の商品をオフィスの執務室内までデリバリーしたり、オフィス内を回遊販売したりすることで、フロアを移動することなく商品の購入が可能に。店舗やエレベーターの混雑、店舗までの移動時間や商品購入までの待ち時間のストレスを感じることなく買い物ができる環境を整えることで、オフィスワーカーの生産性向上が期待できるという。

なお、8月には、商品の在庫数に応じてリアルタイムで値下げを行うダイナミックプライシングを導入。さらに10月には、オフィス内の空きスペースを有効活用した特設店舗にて、お弁当や日用品などの無人販売の実施が予定されている。
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