インターネットイニシアティブ(IIJ)のインドネシア法人であるIIJ Global Solutions Indonesiaは7月30日、米SpaceXの衛星ブロードバンド通信サービス「Starlink」の認定再販事業者として、インドネシア国内でサービス提供を7月より開始したことを発表した。
○島嶼国インドネシアの離島・地方での通信環境を改善
インドネシアは1万7000以上の島々で構成される島嶼国であり、全土への光ファイバー網の敷設が困難なため、離島や地方では通信が不安定になるという課題を抱えている。
今回、IIJ GS IndonesiaがStarlinkの取り扱いを開始したことで、インターネット接続サービスの提供エリアを拡大し、ITサービスやネットワーク支援を強化できるほか、バックアップ回線として活用することで、より可用性の高いネットワーク環境の構築も可能になるとしている。特に同社が提供するリモートアクセスサービス「Safous」と組み合わせることで、通信網が未整備な地域の拠点とも接続しやすくなり、生産性や安全性の向上が見込めるとのことだ。
同社は今後もインドネシア国内の多様なニーズに対応したサービスを展開し、地域の発展に貢献していく方針だ。
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