U-NEXTが運営する動画配信サービス「U-NEXT」は、9月5日公開の映画『遠い山なみの光』の公開前特別番組『謎めぐる旅 ~映画『遠い山なみの光』を読み解く5つのヒント~』を配信開始した。この番組は、U-NEXT独占配信となる。
『遠い山なみの光』は、ノーベル文学賞受賞作家カズオ・イシグロ氏の長編デビュー作を、石川慶監督が映画化。主演は広瀬すず、共演は二階堂ふみ、吉田羊、カミラ・アイコ、松下洸平、三浦友和ら。舞台は、戦後間もない1950年代の長崎と、1980年代のイギリスで、時代と場所を超えて交錯する「記憶」を巡る秘密を紐解いていくヒューマンミステリーに仕上がっている。
この度配信が開始された特別番組は、映画『遠い山なみの光』で描かれる世界や、物語に登場するさまざまな「謎」について、複数の切り口から焦点をあてて迫っていく内容となっている。2024年6月より撮影が始まった本作のメイキング映像やスタッフインタビュー、映画を撮り終え、試写を観てから語ったキャストのコメント、さらに、今年5月に行われたカンヌ国際映画祭の様子など、貴重な映像を交えながら贈る全5話の構成。キャストが口々に語る、「嘘」「多面性」「記憶」 など、この映画を語る上でのキーワードに注目いただきたい。
番組のナレーションを務めるのは、映画で主人公・悦子(広瀬すず)の夫・二郎を演じた俳優の松下洸平。さらに番組中に登場する原作引用文の朗読を、80年代イギリス編で悦子を演じた吉田羊が担当。作中ではほとんど英語でのセリフが多かった吉田羊が、悦子に扮し日本語で読み上げるシーンは必見だ。
なお、独占配信にあわせ、主演の広瀬すずのコメントを含む本番組の告知映像がYouTubeにて公開されているので、こちらもチェックいただきたい。
(C)『遠い山なみの光』製作委員会
【編集部MEMO】
原作者、エグゼクティブ・プロデューサーのカズオ・イシグロは、本作で描かれる長崎県の出身で、幼年期に渡英したのち、1983年にイギリス国籍を取得。2017年にノーベル文学賞を受賞している。
本作以外にも映画化された作品は数多く、『日の名残り』『上海の伯爵夫人』『わたしを離さないで』『生きる LIVING』は、日本でも公開されている。
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