ウェルスナビは7月17日、「資産運用とセキュリティに関するアンケート調査」の結果を発表した。調査は6月27日、インターネットで資産運用サービスを利用している20代~50代の男女1,055人を対象に、インターネットで行われた。
「最近、不正アクセスにより証券口座が乗っ取られる被害が増加していることを知っていますか?」と尋ねたところ、83.0%が「知っている」と回答。新たな対策の実施状況を聞くと、「多要素認証を設定した」(49.2%)と「メール内のリンクやファイルを開くことに慎重になった」(36.6%)に多くの回答が集まった。
一方、「新たな対策はしていない」という人は21.5%。理由を聞くと、「具体的に何をすればよいかわからないから」(45.2%)がダントツに多く、次いで「利用しているサービス側の対策で十分だと思うから」(21.8%)が続いた。
次に、インターネット上で利用できる資産運用サービスに関して、セキュリティ面で金融機関に求めることを教えてもらったところ、最も多かったのは「生体認証などの強固な認証技術を導入してほしい」で57.9%。次いで「不正アクセスの検知システムを強化してほしい」(56.6%)、「スマホで手軽に行える利便性の高い認証技術を導入してほしい」(47.3%)と続き、金融機関に対して、高度で利便性の高いセキュリティ対策が求められていることがわかった。