サンワサプライは8月1日、縦横どちらの向きでもプラグを差し込める独自設計の電源タップ「TAP-SLIM6UC-15BK スリムタップ」を発売した。価格は6,600円。
クラウドファンディングサイト「Makuake」で好評を博し、応援金額11,000,000円以上を達成していた製品。6個口バージョンで一般販売が開始された。
縦横どちらの向きでもプラグを差し込める独自設計が特徴。この構造により、ACアダプタの向きを揃えて差し込めるので、コードの乱雑さを抑えてすっきりとした配線が可能になる。
隣接するACアダプタ同士の干渉による差し込み不能の問題にも対応。従来の電源タップでは大型のACアダプタを差し込むと隣の差込口が使えなくなることがあったが、同製品では間のスペースも活用でき、6個口をより効率的に使用できるという。
電源タップとしての機能に加え、USB充電機能も搭載。USB Type-Cポートは最大33WのPD(Power Delivery)充電に対応し、スマートフォンやタブレットを充電できる。USB Type-CポートとUSB Aポートの同時使用時は合計最大15W出力。
安全機能として、180度スイングプラグ、トラッキング火災対策の絶縁キャップ付きプラグ、二重被ふくコード(1.5m)を採用。裏面には滑り止め加工も施している。
同製品の開発は2022年に構想がスタートし、約3年間の開発期間を要した。
主な課題は「限られたスペースの中で、安全性を保ちながら高密度に部品を配置すること」。絶縁距離を確保しつつ、自由に差し込める構造を追求し、試作を重ねて現在の形に至ったという。特殊な構造ながらPSE認証も取得している。
本体サイズは幅30.5mm×奥行24mm×高さ280mm、重さは約303g、電源コード長は1.5m。カラー展開はブラックとホワイトの2色。
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