2025年8月1日に発売された『将棋世界2025年9月号』(発行=日本将棋連盟、販売=マイナビ出版)は、表紙も飾っている新会長・清水市代女流七段にインタビューした「困難であればあるほど燃えてくる」、伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第1局を終えた直後の永瀬拓矢九段に話を聞いた「常識外だった金打ち」。挑戦者・杉本和陽六段自らがヒューリック杯第96期棋聖戦五番勝負を振り返る「過ぎ去った盤面とこれからの自分」。


そして、将棋界に多大なる支援をおこなっているヒューリック株式会社の西浦三郎会長に、将棋界に対する思いなどを聞いた「若い人のチャレンジを応援したい」など、必見の内容を掲載しています。 本稿では、掲載記事の中からいくつかご紹介したいと思います。
○対局直後の挑戦者&立会人&解説者が一堂に会する 第66期王位戦七番勝負第1局  

対局を終えたばかりの永瀬拓矢九段にインタビューするはずが、そこにいたのは永瀬九段だけでなく…?

7月5、6日に伊藤園お~いお茶杯第66期王位戦七番勝負第1局が行われました。
終局後の永瀬九段にインタビューすべく部屋で待っていた記者ですが、そこに現れたのは永瀬九段と本局の副立会人を務めた高見泰地七段、そして大盤解説役を務めた伊藤匠叡王でした。サプライズゲストの登場に驚きながらも、本局を3人に振り返ってもらいました。
○過ぎ去った日々のすべてを語ろう 杉本和陽六段の追想と佐藤天彦九段の大論文

ヒューリック杯第96期棋聖戦五番勝負を戦った杉本和陽六段に、第1局~第3局の自戦解説をお願いしました。「失うものはもう何もないので(笑)何でも聞いてほしい」という杉本六段に、遠慮なく質問をぶつけています。また、最近は振り飛車もよく指している佐藤天彦九段による寄稿文「盤上真理と人間理解のハーモニー」も掲載しています。
○なぜ将棋界を支援するのか? ヒューリック株式会社 西浦三郎会長インタビュー  

今年の4月、白玲戦・女流順位戦と棋聖戦における優勝賞金4,000万円および1,000万円相当の特別賞という大幅な賞金額アップが発表されました。それらの棋戦に主催や特別協賛という形で携わっているのが、不動産業を営んでいるヒューリック株式会社です。

ヒューリック社はほかにも、小・中学生の将棋大会や将棋イベントに協賛しています。なぜ将棋界にここまで多大な支援を行うのでしょうか?支援の意義、将棋界に期待することなどを、ヒューリック株式会社代表取締役会長・西浦三郎氏に直接聞いてきました。


ほかにも、
・フリークラス脱出の一番を自戦解説で振り返る 特選自戦記vol.11 柵木幹太四段 vs南芳一九段「新たな戦いへ」
・棋士が思い出のグルメを語る人気連載「棋士の推しメシ 【2食目】石田直裕六段」
などの記事や
・藤井猛九段 看寿賞受賞記念 受賞作品のタイトル募集! 
・斎藤明日斗六段がお手製の次の一手問題を出題する「斎藤明日斗六段に挑戦! 超難解な終盤次の一手」
といった特別企画もあり、指す将・観る将・それ以外の方にも楽しんでいただける一冊になっています!

『将棋世界2025年9月号』
発売日:2025年8月1日
特別定価:920円(本体価格836円+税10%)
判型:A5判228ページ
発行:日本将棋連盟
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