青山学院大学陸上競技部の原晋監督が、29日から公開される映画『ベスト・キッド:レジェンズ』を鑑賞。感想を熱く語る特別動画が公開された。


○“努力する力や修行する気持ち”に共感

全世界で大ヒットを記録した映画『ベスト・キッド』シリーズ。1985年に日本公開されたオリジナルの『ベスト・キッド』(1984)は、いじめられっこの高校生ダニエル(ラルフ・マッチオ)が空手の達人ミヤギ先生(ノリユキ・パット・モリタ)と出会い、独特な修行方法により心身共に成長する感動作。のちに続編も製作されるほどの人気シリーズとなった。

さらに2010年にはジャッキー・チェンと、ウィル・スミスの息子のジェイデン・スミスによるリメイク版が製作され、ジャッキーは空手ではなくカンフーの達人という役どころで、ジェイデン演じる少年ドレの師匠として登場。そして今作では、オリジナル版で主役の「カラテ・キッド」を演じたラルフ・マッチオがスクリーンに復活し、リメイク版でカンフーの師匠を演じたジャッキー・チェンと初共演を果たす。

原監督といえば、青山学院大学を箱根駅伝で幾度も優勝に導いた名将。「結果を出すには、まず人間を育てることから」という独自の教育哲学を掲げ、型破りな発想と情熱的な指導で“常勝青学”を築き上げた。さらに、数々のビジネス書も手がけるなど、スポーツの枠を超えてその考え方は注目を集めている、まさに“教育界のレジェンド”だ。

そんな原監督は本作を鑑賞し、「努力する力や修行する気持ち、それを感じました」と語り、ジャッキー・チェン演じるハンとラルフ・マッチオ演じるダニエルに鍛えられながら成長していくリーの姿に強く共感したという。さらに、「挫折した人間が一つの目標に向かって努力していく姿勢」「素晴らしい! カッコイイ!」と、結果の出なかった若者たちに自信と未来を与えて育て上げてきた原監督らしい視点で熱弁した。

指導者が若者に真剣に向き合い、心と身体の両面を鍛えていく『ベスト・キッド』の師弟関係。それは、まさに原監督自身が実践してきた指導そのもので、特別映像からも原監督のリアルな視点が浮かび上がる。


なお、同作は期間中いつでも1,100円(高校生以下は900円)で鑑賞できるPontaパス会員限定特典「推しトク映画」の対象作品に。Pontaパス会員(同伴者1名まで)を対象に全国のTOHOシネマズ、ローソン・ユナイテッドシネマグループ、コロナシネマワールド、OSシネマズなどで実施し、期間中であれば、何度でも一般・大学生1,100円、高校生以下は900円で鑑賞することができる。

【編集部MEMO】
映画『ベスト・キッド:レジェンズ』ストーリー:17歳の高校生リー(ベン・ウォン)は、北京でハン師匠(ジャッキー・チェン)からカンフーの指導を受けていたが、最愛の兄を襲った不幸な出来事の後、母親と共にNYに移住。悲しみから抜け出せず、戦うことを封印したリーに手を差し伸べたのは、クラスメイトのミア。唯一心を許せるミアとの友情を育んでいた矢先、ミアの昔の恋人で、NYの格闘トーナメントを制する絶対王者のコナーに恨みをかってしまい、ミアも家族も巻き込む大きなトラブルを招いてしまう。大切な人を守るために再び戦うことを決意するリー。彼に力を貸すのはカンフーの師匠ハンと空手の達人ダニエル(ラルフ・マッチオ)。戦い方も哲学も異なる2人のレジェンドから格闘スタイルを学んだリーは、新たな極みに達した“真のファイター”として、究極の格闘大会に挑む。
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