日本のAmazonオリジナル番組史上最大の賞金額となる番組『賞金1億円の人脈&人望バトル トモダチ100人よべるかな?』が、Prime Videoにて独占配信中。自らを“芸能界最強の人脈”を持つと豪語する、さらば青春の光・森田哲矢、河合郁人、Mattの3人が、制限時間内に最も多くの友達を集めた人が 1 億円を手にできるゲームに挑む。


そんな前代未聞のゲームの主催者として、番組に出演するバナナマン・設楽統とバカリズムにインタビュー。芸能界の第一線で活躍する豪華すぎる出演者や、1億円といういまだかつてない賞金額など番組の魅力を語ってくれたほか、自身の交友関係についても明かした。

○賞金1億円の新たなバラエティ番組『トモダチ100人よべるかな?』

――今回の番組は賞金や出演者など、これまでにない規模の新しいスタイルの番組だと思います。企画を聞いた際には、どんな感想を持ちましたか?

設楽: いまだかつて見たことのないような規模の企画で、手っ取り早くみんなが驚くのは、賞金が1億円というところだと思います。賞金からも見える規模感も含めて、ワクワクしましたし、楽しそうだなと思いました。

バカリズム:かなりギャンブル性の高い企画だなと。本当に収録当日になってみないと、どれぐらいの人が集まるのか……人数もそうですが、どれぐらい華やかな人たちが出るかわからないじゃないですか(笑)? 終わってみたら、とんでもないことになったんですが、正直人数というより、ここまで豪華な人たちが集まるとは思っていなかったです。

――今回プレイヤーとして参加された、さらば青春の光・森田哲矢さん、河合郁人さん、Mattさんの交友関係の広さがあったからこそですよね。

設楽:本当にすごいです!

バカリズム:ちょっとなめていましたね。

設楽:2人でも話していたけど、俺らがプレイヤーだったら絶対呼べないよね(笑)。

バカリズム:絶対呼べない!

設楽: しかも俺らに電話がかかってきても行かないよね(笑)?

バカリズム:絶対行かないです! だから、3人がよっぽど信用されていないと、誰も来ないですよね。

設楽: 森田、河合くん、Mattくんそれぞれ色があるし、すごい人脈だなと思います。


バカリズム:(友達も)多いし、ちゃんとパイプが太い!

○豪華な参加者たちに内心ドキドキ「木村拓哉さんが来たとき……」

――3人の人脈で、いま芸能界で第一線で活躍されている方々がこれだけ集まるのも、とても貴重ですよね。

設楽: 普通の番組で企画して、あのメンバーをキャスティングしようと思ったとしても絶対できないです(笑)。

バカリズム: 本人からのオファーというのもあまりないですしね。でも、これだけの方が集まった分、各事務所への連絡など裏方のスタッフさんは相当大変だっただろうし、結構修羅場だったと思います(笑)。

設楽:特に木村拓哉さんが来たときに、俺らも「どうなるのかな」「大丈夫かな」と思いながら進行していました(笑)。

バカリズム: 僕らもモニターから見ていて、視聴者としては「うわぁすげぇ!!」となるけど、制作サイドの視点で考えると、「これ大丈夫なのか?」と(笑)。

設楽: まず電話の時点で「これ使えるのか……」とかも考えました(笑)。そういう人が要所で他にも何人かいるんです。その辺りもしっかりクリアになっているというのは、すごいなと。撮影したのはだいぶ前なので、配信までに映画並みの時間がかかっている。

バカリズム: カメラの台数も多かったので、編集も相当大変だったと思います。

設楽: カメラもそうだし、スタッフの人数も。
バラエティで今まで見たことのないお金のかけ方でした。

バカリズム: セットもすごかったですしね! ただ、僕はセットの豪華さで企画の規模感がバレて、「これは残った方がいいな」という考えが働いた人もいたんじゃないかなとも思いましたけど(笑)。

設楽: でも廃墟や野原みたいなところでやっていたら、定点カメラ映像みたいで観ている人が嫌じゃん(笑)。

バカリズム: 確かに(笑)。

○もし1億円を手に入れたとしたら……

――先ほど設楽さんから賞金1億円というお話もありましたが、もしお二人が1億円を手にしたら、何に使いますか?

バカリズム: 1億円って何が買えるんですかね……でも、ちょっとずつ使うのは嫌じゃないですか? せっかくの泡銭だからドーンといきたい! となると、土地とかなんですかね?

設楽: 土地も都内で考えると1億円ってそこまででもない気がするけどな。ヒデ(バカリズム)はドラえもんのフィギュアでいいんじゃない(笑)?

バカリズム: だいぶ(お金)余ります(笑)。

設楽: おしゃれな仕事部屋になにか置きたいものとかないの?

バカリズム: そうしたら仕事部屋を増やしますね! もうちょっとモノを置きたくなっているので、そのスペースが欲しい。

設楽:ヒデの仕事部屋の机は、日村さんが番組で買ってあげた机で、それをちゃんと使ってくれているんです。

バカリズム: 60万円の買ってくれたんです。

設楽: 1億円ってなにが買えるんだろうな~。

バカリズム:船とかですか?

設楽:船も小さいのしか買えないんじゃない?

バカリズム:僕、日村さんに「船買え」「一緒に船の免許取ろうぜ」って言われたんですよ(笑)。

設楽:日村さんって人にデカい男だと思われたい人だから(笑)。
でも、日村さんは昔から言っている。

バカリズム:3~4年前に誘われて、それから何も進んでないですけど、日村さんに船をプレゼントしようかな。

設楽:日村さんってそういう芸能人になってきている(笑)。俺はなんだろうな……畑! おいしい苺を作れるところを買いたい。

――日村さんのお名前も出ていますが、先ほど「電話が来ても行かない」とおっしゃっていたお二人に、この企画で、もし日村さんから電話がきたらどうしますか?

設楽:日村さんだったら行くかもしれないです!

バカリズム:行きますね!

設楽:そう考えると呼ばれた人によるな……日村さんに来てくれ! と言われたら、「行くか!」とはなる。

バカリズム:いやらしい話、日村さんから電話がかかってきた時点で、なんとなく企画の規模感がわかる(笑)。

設楽:打算的だな(笑)。

バカリズム:バナナマンからこういう形でかかってくるということは、そんな変な企画じゃないとか、そういう読みはあります(笑)。若手からかかってきたら、ちょっと怖いじゃないですか? 信頼関係はもちろんですけど、もう1歩先を考えて、この企画の規模感なら行っておいたほうがよさそうだなと(笑)。

設楽:俺はヒデから電話かかってきても行くと思う。

バカリズム:僕も設楽さんだったら行きます。

――今回の企画だと集められた場所に最後までいるという部分も肝になってくると思います。


設楽:俺もそこが今回の企画のミソだと思うんです。芸能事務所に所属している人だけ呼んでいいというルールなんですが、その時点で普通じゃない。だから、呼ばれた時点で何かあると察すると思う。ただ、番組を観てもらえればわかるんですが、あれだけタレントさんを集めておいて、何もさせないという……(笑)。

バカリズム:いつまで待てばいいのか知らされないって相当怖いですよね。

設楽:あと、友達のランクみたいなものも、うっすら見えてきてしまうから悲しい(笑)。

バカリズム:芸能界が凝縮されている感じがしましたね(笑)。

設楽:ある意味、社会の縮図みたいな見え方もあるかも。いろんな界隈の人たちが来て、コミュニティができ上がって、その中でのパワーバランスが生まれる。そういう見方もおもしろいです。

○設楽統&バカリズムにとっての“友達”とは?

――呼んだ人と呼ばれた人の関係値だけでなく、呼ばれた人同士にも注目ですね! 最後になりますが、今回の番組の最も大きなテーマでもある“友達”についてお伺いしたいのですが、お二人にとって“友達”はどういった存在ですか?

設楽:友達って便利な言葉で、僕は基本的に家族以外の知り合いは友達な気がします。ただ、じゃあ日村さんが友達なのかというと、種類的には違う気もするんですよね。


バカリズム:でも、バナナマンはお笑いの中でも比較的友達感がありますよ! 友達と言っていても全然違和感ないです。おぎやはぎもそうですけど、コンビというよりも友達っぽい。多分こういう企画でもナチュラルに日村さんを呼べそうですし。

設楽:そうだね~! なんなら日村さんの出しろを考えて、最初に呼ばずに現場が温まってきたタイミングで投入する(笑)。ただ、最初にも言いましたけど、友達って便利な言葉だけど怖い部分もありますよね。

バカリズム:意味が広いだけにそうですよね。

設楽:でも、友達の方が今や親・兄弟より長い時間を過ごしているなとも思う。仕事仲間は友達なのか、とも思いますし。

バカリズム:これまた難しいですよね。

設楽:(放送作家の)オークラとかはご飯も一緒に食べるし、仕事も一緒にやる。

バカリズム:でも友達といえば友達ですよね。それでいうと仲の良い後輩とかもそうですしね。


設楽:確かにそういう人を友達にしてくれないと、友達がいなくなっちゃう(笑)。

バカリズム:なかなか芸能界以外での友達はいないですね。

設楽:俺は芸能界以外だったら一人、ミナミトオルしかいない(笑)。中学校の同級生!

――同期や若手の頃から一緒にがんばってきた人たちはライバルでもあり、友達でもありますよね。お笑い以外の芸能界で、実はこの人と友達という方はいらっしゃいますか?

設楽:そんなにいないな~! 仕事上、連絡先を知っている俳優さんとかはいますけど。ヒデは役者さんとか多いんじゃない?

バカリズム:連絡先は交換しないですもん。

設楽:角ちゃんとかは?

バカリズム:一番の役者(笑)! 俺、東京03の角田さんの連絡先を知っています! 脚本がおもしろいと、たまにご機嫌で連絡をくれるんです(笑)。

■設楽統
1973年4月23日生まれ。埼玉県出身。1993年に日村勇紀とお笑いコンビ・バナナマンを結成し、翌1994年にデビュー。『ノンストップ!』(フジテレビ)、『ジョブチューン』『バナナマンのせっかくグルメ!!』『バナナサンド』(TBS)、『YOUは何しに日本へ?』(テレビ東京)、『乃木坂工事中』(テレビ愛知)、『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)に出演中。

■バカリズム
1975年11月28日生まれ。福岡県出身。1995年にお笑いコンビ・バカリズムを結成し、2005年からピン芸人として活動する。『バズリズム02』(日本テレビ)、『家事ヤロウ!!!」』(テレビ朝日)などバラエティ番組に出演するほか、『架空OL日記』(読売テレビ)、『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ)などで脚本家・俳優としても活躍中。
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