北川景子主演の映画『ナイトフラワー』(11月28日公開)に佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太(SUPER BEAVER)、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研の出演が決定した。
第44回日本アカデミー賞最優秀作品賞に輝いた『ミッドナイトスワン』の内田英治監督が原案・脚本・監督を務めた映画『ナイトフラワー』。
昼はパート、夜はスナックで働きながら、2人の子供の夢を叶えるためにドラッグの売人になることを決意する母親の姿をリアルに描く。
主人公・永島夏希を演じるのは、『ファーストラヴ』、『スマホを落としただけなのに』など話題作で活躍してきた北川景子。これまでの品行方正なイメージを封印し、関西弁で捲し立てるシーンや、笑い、泣きじゃくる姿を熱演する。共演にはNetflixの『全裸監督』シリーズやNHK連続テレビ小説『おかえりモネ』などで注目の森田望智。北川演じる夏希のボディガードとしてシスターフッドを繰り広げる格闘家・芳井多摩恵を演じる。
第3弾キャストとして発表されたのは、佐久間大介(Snow Man)、渋谷龍太(SUPER BEAVER)、渋川清彦、池内博之、田中麗奈、光石研の6人。佐久間は多摩恵の幼なじみで密かに想いを寄せる池田海を演じ、ドラッグ密売の世界と多摩恵たちをつなげてしまった後悔を抱えつつ、彼女を守るため奔走する。内田作品は『マッチング』に続く2作目で、来年公開の主演作『スペシャルズ』でもタッグを組む。
本作で俳優デビューを果たすのが、結成20周年を迎えるロックバンドSUPER BEAVERのボーカル・渋谷龍太。彼が演じるのは、街の麻薬密売を仕切るサトウで、夏希と取引を行う冷徹な人物だ。初めての演技ながら役の背景を丹念に掘り下げ、監督と綿密なやり取りを重ねて人物像を構築しており、内田監督も「悪役としての存在感が圧倒的だった」と評価している。さらに、元刑事の探偵・岩倉役を渋川清彦、岩倉に娘の素行調査を依頼する総合病院院長夫人・星崎みゆき役を田中麗奈、多摩恵のジムのコーチ・柳一郎役に池内博之、同ジムの借金を抱える会長・多田真司役を光石研が演じる。
いずれも物語の核心に関わる重要な役どころで、日本映画界を代表する実力派が集結した。
また、特報映像も公開され、夏希の危うい決断、多摩恵の闘志、海の切ない眼差し、そしてサトウの不穏な存在感が交錯。新たに公開された場面写真6点には、それぞれの登場人物が抱える孤独や希望、愛がにじみ出る瞬間が切り取られている。
■佐久間大介(Snow Man) コメント
辛い人生の中でも、自分たちなりの幸せを模索しながら成長していく物語。そんな作品に、海役として出演させていただき、とても嬉しいです。内田監督は、僕が映像作品で演技をする場所をつくってくださった恩師だと思っています。少しでも恩返しできたらという思いでこの作品に挑みました。海は多摩恵がすべてのような子で、多摩恵を一番幸せにしたいと思っている。多摩恵の格闘シーンは、胸が押し潰されそうになりながら見ていました。海と多摩恵の普段のやり取りもあるので、そこで2人の距離感というものを感じてくれたらいいなと思います。目を覆いたくなるような現実がありながら、友情や頼れる存在に救われる。映画を観た方にもそんな希望を感じていただけたら嬉しいです。
■渋谷龍太(SUPER BEAVER) コメント
撮影前は今までにない緊張を感じましたが、北川さん、森田さん、佐久間さんはじめ、たくさんの方が助けてくださり、楽しく、興味深い現場になりました。サトウという人物のバックグラウンドを掘り下げ、自分なりにプロファイリングしながら内田監督と話し合い、ひたむきな姿勢で挑めた現場でした。一体どんな作品になるのか、今から楽しみです。きっと素敵な作品になるのではないかと思っています。私がどんな風にサトウを演じているかも含めて、この物語を楽しんでいただけたら幸いです
【編集部MEMO】
佐久間大介は、1992年7月5日生まれ。33歳。東京都出身。Snow Manのメンバーとして圧倒的な人気を誇り、明るいキャラクターと高いダンススキルでグループを牽引。俳優としても活躍しており、近年は映画『マッチング』など話題作に出演し、役者としての評価も高まっている。
渋谷龍太は、1987年5月27日生まれ。38歳。東京都出身。
魂を揺さぶる歌声と圧倒的な表現力でファンの心を掴んでいる、ロックバンド・SUPER BEAVERのボーカリスト。音楽だけでなく、エッセイ執筆やラジオ出演など多方面でも活躍中。本作が演技初挑戦となる。
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