2026年2月6日から公開される浜辺美波&目黒蓮ダブル主演の映画『ほどなく、お別れです』の特報映像が16日、公開された。

原作は、長月天音氏による同名小説シリーズで、小学館文庫が主催する「小学館文庫小説賞」の大賞を受賞した作品。
累計発行部数はすでに40万部を突破し、多くの読者から支持を得ている。物語は、就職活動に失敗し将来に希望を見出せずにいた主人公が、ひょんなことから葬儀会社にインターンとして勤務することになるところからスタート。厳しくも情に厚い先輩葬祭プランナーとバディを組み、遺族や故人の想いに寄り添いながら、"最期の儀式"に真摯に向き合っていく姿を描く。

浜辺美波が演じる新人葬祭プランナーの清水美空は、挫折を経験しながらも新たな道を模索する若者。役柄に自然体で向き合う浜辺の表現力が、観客の共感を誘う。一方、目黒蓮が演じる漆原礼二は、美空の教育係であり、納棺師としての顔も持つ。目黒は本作で“死と向き合う職業”に初挑戦。誠実さと厳しさを兼ね備えた人物像を体現している。

公開された特報映像では、漆原が「納棺の儀」を厳かに行う様子や、美空が彼の背中を見つめながら成長していく姿を描写。葬祭プランナーとして少しずつ信頼を築き、2人が協力して"最高のお見送り"を目指す様子が映し出されている。三木孝浩監督による淡い色調の映像美、さらに亀田誠治が手がけた温もりある劇中音楽が映像全体をやさしく包み込み、観る者の心に穏やかな余韻を残す。

【編集部MEMO】

長月天音は、1977年生まれ。
新潟県出身。大正大学文学部を卒業した後、長年にわたり飲食店に勤務。2018年にデビュー作『ほどなく、お別れです』で第19回小学館文庫小説賞を受賞した。葬儀会社を舞台に、新米葬祭プランナーとベテランプランナーが最高の葬儀を目指す物語は、多くの読者の心を掴んだ。主な著書には、続編の『ほどなく、お別れです それぞれの灯火』や、『明日の私の見つけ方』など。登場人物の繊細な心理描写と心温まるストーリーテリングが特徴で、読者に寄り添う優しい視点で人生の様々な局面を描いている。
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