20キロ減による激変ぶりが話題のお笑いコンビ・見取り図の盛山晋太郎が監督を務めるサッカーチーム「もりちゃんずユナイテッド」が、チーム初となるフットボール大会「もりちゃんずフットボールフェス2025」を、8月17日に東京・アリーナ立川立飛にて開催する。試合のみならず、見取り図やEXITらによる漫才、ボーイズグループ・OWVとOCTPATHによるライブなど、さまざまなエンターテインメントを届ける。
盛山にインタビューし、サッカー芸人としての思いを語ってもらった。

○「もりちゃんずユナイテッド」初のフットボール大会開催

JリーグのイベントやCMに出演するなど、サッカー好きで知られる盛山。「見るのもやるのも好き」だと言い、高校の頃から草サッカーを続けているという。

盛山が感じているサッカーの魅力とは?

「ゴルフなどはスコアで明確な数字が出る。サッカーも得点はありますが、ちょっとでもやりたかった動きができているんじゃないかとか、その積み重ねが楽しいです。あと、チームスポーツで、この年になってもチームで1つの目標を目指せるというのがいいなと感じています」

また、ゴルフのような生涯スポーツではないからこそ愛おしさも感じているという。

「相方も含め、同世代の芸人はだいたいゴルフにハマっていますが、ゴルフはライフスポーツで50歳になってもできる。サッカーもシニアで楽しまれている方はいますが、今みたいに若い子と一緒にハツラツとできるのはあと数年だと思うので、愛おしくてしょうがない。体力的に終わりが見えているので、全力で楽しみたいです」

2022年に自身が監督を務める芸人たちのサッカーチーム「もりちゃんずユナイテッド」を結成し、月3~4回程度のペースで活動。そしてこのたび、「サッカーをエンタメにつなげたい」との思いで、「もりちゃんずフットボールフェス2025」の開催を決めた。

同イベントでは、盛山率いる「もりちゃんずユナイテッド」、相方のリリー率いる「AC LILY」、柿谷曜一朗やハーフナー・マイクらJリーグOBチーム「J LEGENDS」、GENERATIONS・中務裕太らLDHのサッカーチーム「LDH ESPERANZA」の4チームがトーナメント形式で戦い、優勝を決める。

「漫才やアーティストさんのパフォーマンスもあるので、お笑い好きの方や音楽好きの方も楽しめるイベントになっています。
お笑いもサッカーも生が一番なので、ぜひ遊びに来ていただきたいです」

○「矢部さんみたいに選手から宿題をもらえる存在になりたい」

サッカー芸人としては、ナインティナインの矢部浩之の印象も強く、矢部が主催する子供たちのサッカー大会「やべっちCUP」が毎年行われている。

「矢部さんに『大会をやろうと思います』とお話したら、『ええやん』と言ってくれました。『やべっちCUP』はお子さん向けの大会ですが、僕はガッツリ、エンタメとして盛り上げたいので、『やべっちCUP』とは毛色の違うイベントになっています」

そして、矢部への憧れを口にする。

「矢部さんは吉本のサッカー芸人として一時代を築いた方で、レジェンド。学生時代に僕も『やべっちF.C.』を見ていて、すごく面白くて。Jリーグへの貢献度もすごいですよね。僕もサッカーに興味がない人も興味を持ってもらえるようなライトな番組を地上波でやりたいです」

ただ、「矢部さんと僕には絶対的な違いがある」と言う。

「矢部さんはサッカーがうまいですが、僕はもともとやってなかったので、矢部さんはサッカーの戦術とか話せますが、僕はそういうことはわからない。『もりちゃんずユナイテッド』は、『やる』がコンセプトなので、やる楽しさを発信し、そこからスタジアムに行ってみようと思ってもらえたら。僕は僕なりのサッカー愛で架け橋になって、Jリーグを盛り上げられたらと思っています」

芸人として劇場やテレビで活躍しつつ、サッカー関係の仕事も増えている現状への喜びも語る。

「お笑いもサッカーも、好きでやっていることを仕事にさせてもらえているのはありがたいですね。すごくやりがいがありますし、幸せです」

サッカー芸人としての野望も尋ねると、「矢部さんみたいに選手から宿題をもらえる存在になりたい。
『このリフティングできるか?』とか。そして、サッカー選手を全力で応援したい」と意気込んだ。
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