LIFULL seniorが運営する「LIFULL 介護」は8月14日、「親世代・子世代への生前整理・片付けに対する意識調査」の結果を発表した。同調査は8月6日~8日、子どもと別居している65歳以上の男女537人と、親と別居している40代~50代の男女477人を対象に、インターネットで実施した。


自宅(親が住む家)に生前整理・片付けが必要だと思う割合は、親世代は79%、子世代は67.6%で、親子で共通して多くの人が家の片付けの必要性を実感していることがわかった。

子世代に、親の生前整理・片付けを手伝いたいかを尋ねたところ、75.1%が手伝うことに前向きという回答だった。しかし、親世代の59.6%は「手伝ってほしくない」と答えている。

親世代が子世代に片付けを手伝ってほしくない理由を聞くと、最も多い回答は「自分が判断することだから」(75.3%)で、「子供に迷惑をかけたくないから」(41.2%)が続いた。

親世代に、生前整理・片付けをどの程度進めているか尋ねると、実際に片付けをしている割合は41.3%だった。47.9%は、「着手したいと思っているが何もしていない」と答えている。

片付けが必要だが、着手していない理由は、「まだ先だと感じる」(49.8%)が最も多く、次いで「何から手をつけていいか分からない」(44.8%)、「体力や気力がない」(29.1%)となった。

子世代で、親の自宅に生前整理・片付けが必要だと考えている人に、実施する上での不安を尋ねたところ、上位には「何から手をつけていいかわからない」(47.2%)、「気力・体力的に負担が大きそう」(42.9%)が並び、親世代の生前整理・片付けに着手できない理由と共通していることがわかった。
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