ファミリーマートは8月26日より、おむすびキャンペーン「シンおむすび二刀流、発表。」を開始する。おにぎりぼんご、柿安本店とコラボした4つの新作おむすびを発売するほか、アンバサダーの大谷翔平選手が登場する新TVCMも放映開始する。


○おむすび新作のラインナップは?

ファミリーマートでは『シン』というキーワードに、新、真、深などの意味をかけている。同社 商品本部の木内智朗氏は「本格的なおむすび新登場、ぼんごに柿安と名店揃いの真のおむすび、味わい深い具材のラインナップ、という想いを込めました」と強調する。

新登場するのは、おにぎり専門店ぼんご(東京都豊島区)のおむすびを"進化"させた「大きなおむすび」2種類と、肉の老舗「柿安」(三重県桑名市)による"新贅沢"なおむすび2種類。

『ぼんご監修 大きなおむすび 鮭マヨネーズと生たらこ』(298円)は、定番手巻おむすびの1.5倍の重量の大きなおむすび。ぼんごで売られているおむすびサイズを再現したという。具材には、人気の生たらこ+女性に人気の鮭マヨネーズを組み合せた。魚卵のコクと、ほのかに柚子こしょうを効かせた爽やかな味わいの鮭マヨネーズが相性抜群。

『ぼんご監修 大きなおむすび 肉そぼろ(卵黄ソース)』(320円)は、今年(2025年)3月に発売し好評だった具材の組み合わせを、ごはんも具量も1.5倍にした大きなおむすび。肉そぼろは牛と豚の挽き肉を使用し、肉の旨味とコクを感じられる味付けにした。また以前の商品より甘辛く味付けし、ごはんが更に美味しく感じられる仕立てに変更。卵黄ソースはトロっとした食感で、卵黄のコクが肉そぼろを引き立てる。

『柿安監修 牛すき』(278円)は、国産黒毛和牛を使用。
肉を知り尽くした柿安が、牛肉特有の美味しさを引き出すために生み出した秘伝のタレを使って味を付けた。すき焼麩・玉ねぎ、ねぎエキスも一緒に炊き上げることで野菜の旨味が加わり、専門店のような深い味わいを手軽に楽しめるようにした。

『柿安監修 海老マヨネーズ』(258円)は、柿安ダイニング(KAKIYASU DINING)の看板商品「大海老マヨ」の海老の味わい+甘めのマヨソースをイメージしたおむすび。おむすびとして一体感を出すため、海老2尾は薄く衣を付けて揚げ、コンデンスミルク・三温糖などを使った甘く優しい味わいのマヨソースと合わせた。甲殻類の旨みを感じるピラフで包んだ、洋風な味わいのおむすびになっている。

大谷効果は絶大!?


ファミリーマートの木内氏は、おむすびを強化する理由について「お客様がファミマに求めている商品の上位に来るのが、パン、おむすび、デザートです。お買い求めやすいおむすびを強化することで、お客様のニーズに応えていきます」と説明する。

ちなみに今年3月にも、大谷選手を起用したおむすびキャンペーンを実施した。その結果、おむすびの販売数は1週間で300万個に達し、3週間で合計922万個を突破したという。

現在ファミリーマートでは、大谷選手が活躍するとおむすびを50円引きする「#大谷選手ファミマおむすび割」を実施している(期間は9月29日まで)。

また売上の一部を活用して子どもたちにおむすびを届ける社会貢献活動「スマイルおむすびプロジェクト」、小中学校の部活におむすびを差し入れる「おむすび差し入れキャンペーン」を実施しているほか、NPO法人 全国こども食堂支援センターへの寄付活動も行っている。

全国で8月26日より放映開始する新TVCMは、記者会見場に姿を現した大谷選手が、おむすびを両手に持ちながら「シンおむすび二刀流」と発表する、そんな内容となっている。
撮影時のエピソードとして、大谷選手は19個ものおむすびを口にし、さらにお代わりも食べようとしていたという。

○おむすび文化を次世代へ

名店の代表者が、キャンペーンに向けた想いを語った。

おにぎりぼんご 女将の右近由美子氏は、3月のキャンペーンを振り返り「当店でも大きな反響がありました。ファミリーマート様とは、おむすび文化を次世代につなぐ、という思いを共有していけると感じています」とし、今回の展開にも期待を寄せる。

また柿安本店の松田和典氏は「今年2月には恵方巻きを監修しましたが、多くのお客様から『柿安の味を近くのファミリーマートで気軽に楽しめる』と大変好評でした。本キャンペーンも、幅広いお客様に柿安の魅力をお届けできる絶好の機会と考えました」と話す。

このあと『柿安監修 牛すき』を試食した右近氏は「具材の存在感、牛の香りや甘み、そしてお野菜の甘みがとてもしっかりと感じられました」とし、『ぼんご監修 大きなおむすび 鮭マヨネーズと生たらこ』を試食した松田氏は「おむすびの大きさ、重さに驚きました。ボリュームたっぷりですね。食べてみると、生たらこのコクが口いっぱいに広がった後、鮭マヨネーズの美味しさが来ました。柚子、胡椒も良いアクセントになっています。いくら食べても食べ飽きない、そんな風に感じました」と笑顔を見せた。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。
出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
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