J:COMは8月26日、経済広報センターが主催する2025年度の「教員の民間企業研修」に参画し、8月21日と22日の2日間にわたって神奈川県と東京都町田市の教員47名を受け入れたことを公表した。

○座学だけでなくワークショップやスタジオ体験など盛りだくさんのカリキュラム

この研修は、教員が民間企業の考え方や取り組みを学び、教育現場で役立てることを目的に1983年から実施されている。
研修はジェイコム本社および横浜のコミュニティチャンネル制作スタジオで実施された。

研修1日目は、企業におけるリーダーシップ・マネジメントの考え方や、生成AIを活用した業務効率化、障がい者雇用を通じたダイバーシティ人材の活用といった具体的な取り組みを紹介した。また、演劇ワークショップを通じてコミュニケーションを学ぶカリキュラムも実施され、教員がグループごとにひとつの演劇を完成させて披露する場が設けられたという。

2日目には、教育現場に即したICTメディアリテラシー講座や、番組制作の裏側を見学できるプログラムを実施し、地域の安心・安全や地域社会の共創について理解を深める機会を提供した。

参加した教員からは「リーダーシップ・マネジメントはクラスや学年の運営に生かせる内容だった」「ジェイコムハートのダイバーシティ人材受け入れ体制は進路指導に役立つ」「番組制作体験は非日常の学びでチームワークの強化や他校教員との同僚性向上につながった」といった感想が寄せられたという。

J:COMは、ブランドメッセージ「あたらしいを、あたりまえに」を掲げ、重要課題(マテリアリティ)に紐づく「次世代のチャレンジ支援」の一環として「教育支援」をテーマに、今後も地域に貢献する活動を積極的に展開していくとしている。
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