この連載では、住宅ローンにまつわる疑問・お悩みに、日本住宅ローン株式会社の担当者が答えます。今回取り上げるのは「住宅ローンの事務手数料が高額でした、節約できるポイントはありますか?」です。
○住宅ローンにまつわる疑問・お悩み「住宅ローンの事務手数料が高額でした、節約できるポイントはありますか?」
住宅ローンの契約時に、事務手数料など諸費用が思ったより高額でした。見落としがちな費用や、節約のポイントがあれば教えてください。
日本住宅ローン株式会社の回答
まず、住宅ローンの事務手数料に関しては、借入金額に対して一定の手数料率をかけて算出する形が一般的です。多くの金融機関が採用している借入金額×2.2%の手数料がかかるケースでは、5,000万円借入をすると、手数料だけで100万円を超え、負担が大きいと感じる方も多いと思います。
次に見落としがちな費用として、抵当権設定や司法書士への報酬を含めた登記費用などがあります。さらに、土地を購入する場合、住宅ローンの実行までつなぎローンの手数料もかかります。一般的にこれらの費用は、住宅ローンの一部として借入し、手元資金を残すことも可能ですが、お客様の負担になることには変わりありません。
初期費用の節約方法としては、手数料定額型の商品を利用する方法があります。金利は高く設定されているものの、手数料は数万円程度と大幅に抑えられていることが特徴です。
ただし、総返済額は手数料定率型よりも大きくなる場合もあるので、比較したうえで検討することが大切です。
また、当社では住宅購入に必要となる資金を都度ご融資できる先行融資プランを用意しております。1つの住宅ローンでご融資するため、つなぎローンを利用する場合にかかる手数料などは必要ありません。
○日本住宅ローン株式会社
日本住宅ローン株式会社は、日本を代表する大手ハウスメーカー4社と大手金融機関が共同で出資した住宅ローンを中心に取り扱う金融機関。全期間固定金利である【フラット35】を中心として、様々なローン商品を展開。特に、【フラット35】保証型商品においては、業界初となる借入期間40年(通常は35年)の「フラット極40」を開発。さらに、同商品を活用し、5年後以降いつでも無料で変動金利に切り替えることができる「5年待てるローン」を提供するなど、先進的な取り組みを数多く実施している。また、住宅金融支援機構(旧:住宅金融公庫)が提供するシニア向け商品「リ・バース60」をいち早く取り入れ、「MCJご自宅活用ローン"家の恩返し"」として提供しており、取扱実績はNo.1を誇る。https://www.mc-j.co.jp/