新型iPhoneの発表が気になり始めるこの時季。発売日や値段など、気になることは多々あるが、今回はそんなアイフォンの“コスパ”に絡んだ耳寄り情報をひとつ。
2025年8月26日、Paidyは赤坂ミッドタウン・タワーで「ペイディあと払いプランApple専用」に関するプレスセミナーを開催した。登壇したのは、広報担当の佐藤氏とVP of Experienceの佐々木氏。両氏は、近年急成長を遂げるBNPL(Buy Now, Pay Later=今買って、後で支払う)の市場動向や、ペイディのサービス概要、そしてApple専用プランの強みについて改めて説明した。
○▼BNPL市場の急拡大とペイディの存在意義
冒頭、広報担当の佐藤氏が世界のBNPL市場動向を紹介。BNPLは「今すぐ購入し、後から支払う」という仕組みであり、クレジットカードに代わる新しい決済手段として世界中で利用が拡大している。
佐藤氏はBNPLについて、「2025年のグローバル市場規模は約5601億ドルに達し、昨年比で13.7%増。2030年には9118億ドルに拡大すると予測されています」と報告。その背景には、スマホひとつで手続きが完結する利便性、分割手数料無料の仕組み、アプリで利用状況を確認できる管理のしやすさ、手軽さがあるという。
ペイディは2014年にサービスを開始し、昨年10月に10周年を迎えた。アプリのダウンロード数は今年6月時点で2000万件を突破し、幅広い世代に浸透している。
佐藤氏はペイディの理念について、「私たちのパーパスは『夢に自信を、心に余裕を持てる世界をつくる』。買い物を消費ではなく未来への投資と捉え、余計な“めんどくさい”を取り除いていきたい」と語った。
続いて佐々木氏が、ペイディのサービス概要を説明。基本プランは「翌月あと払い」だが、本人確認を済ませることで「ペイディプラス」にアップグレードでき、分割手数料無料の分割払いも利用可能になるという。
「決済は電話番号とメールアドレスを入力し、SMSで送られる4桁コードを入力するだけ。シンプルかつ本人認証をきちっと担保した仕組みで顧客体験を非常に大事にしています」と佐々木氏は言う。
アフターケアも充実しており、支払いは翌月27日まで自由に行えるほか、銀行振込、口座振替、コンビニ払いの3種類に対応。さらにアプリ上で予算管理や支払いスケジュールなどの確認も可能で、顧客体験を徹底的に重視している点を強調した。
さらに佐々木氏は「めんどくさいをなくす」「自由な意思に寄り添う」「安全で安心な存在であり続ける」の3点を重要視していると語り、デザインだけでなく、テキストの言葉遣いや画面設計まで含めたユーザー理解を追求していると訴えた。
○▼新型発売前におさらい「ペイディあと払いプランApple専用」とは
本題の「Apple専用プラン」について、再び佐藤氏が登壇して解説した。
「通常の利用可能額とは別に、Apple製品購入のための枠を特別に用意しています。Apple Storeオンラインと実店舗の両方で利用可能で、2021年の提供開始以来、530万件以上の購入に使われてきました」
最大36回払いまで分割手数料は0%。さらに、キャリア契約時のような事務手数料も一切かからず、特に高額なMacやiPad、iPhoneを購入するユーザーにとって大きなメリットとなっている。
また、同プランは「買い替えオプション」も用意。
物価高が続くなか、高額なApple製品をいかにコスパよく手に入れるかは多くのユーザーにとって大きな関心事のひとつ。「ペイディあと払いプランApple専用」は、分割手数料0%で柔軟な支払いができる点で、従来のローンやクレジットカードよりも心理的なハードルが低い。
佐々木氏は「70万以上のECサイトで使える汎用性に加え、Apple専用プランのように特化した枠を設けることで、生活者がより自分らしい選択をできるようにしています」と強調する。実際に利用者からは「高額なMacBookも無理なく購入できた」「推し活の遠征費を分割で払えて助かる」などの声が寄せられているという。
物価高騰の時代においても、スマホやパソコンが生活必需品であることに変わりはない。新型アイフォンの発売も迫るが、「ペイディあと払いプランApple専用」はまさに新たな選択肢として、今後さらに多くのユーザーに広がっていきそうだ。
猿川佑 さるかわゆう この著者の記事一覧はこちら