東芝ライフスタイルは8月28日、Shibuya Sakura Stage(東京・渋谷)に開設したプロダクトデザイン拠点「Tokyo Design Center(以下、TDC)」の開所記念イベントを開催した。

「Tokyo Design Center(TDC)」は、TOSHIBAブランドの生活家電におけるプロダクトデザインを、グローバルに発信するための新たなデザイン拠点。


代表取締役社長の白戸健嗣氏は、多様な価値観が交差する渋谷に新拠点を設けた経営戦略上の意義について説明。2016年にMideaグループに参画以降、同社はグローバルにおける「プレミアムブランド」として、日本のものづくりとグローバルな効率的生産体制を組み合わせた好循環を生み出しているという。

白戸社長は「目指すのは市場の大きさではなく、『暮らしにもっとも信頼される家電ブランド』になること」と述べ、生活者が「やっぱり東芝がいい」と感じてもらえる家電ブランドの実現を目標として掲げた。

TDCのディレクターを務める宮澤卓行氏は、東芝ブランドの生活家電における新たなデザインフィロソフィー「Design for Center of Life」を発表。このフィロソフィーは、ブランドステートメント「タイセツを、カタチに。」を起点として、一人ひとりの暮らしの真ん中にある大切なことやものを丁寧に見つめてデザインしていく姿勢を表している。

宮澤氏は「多様な価値観が交差し、絶えず新たなアイデアが生まれる渋谷で、共に想いをデザインしてまいります」と宣言した。

TDCは以下の3つの特色ある空間で構成されている。

CO-CREATION SPACE(共創スペース):2つのインテリアテイストを持った居住空間を再現し、実際にこの空間で「暮らし」ながら、ライフスタイルの中における家電のデザインやユーザーインターフェースを検証する。今後はクリエイターやアーティスト、学生などとのコラボレーションの場として活用予定だ。

WORKING SPACE(ワーキングスペース):デザイナーが共創から得た気づきやインサイトをもとに、生活者視点のデザインを形にする場。集中とリラックスのバランスを考えたレイアウト設計により、創造的な思考とコミュニケーションが自然と生まれるよう工夫されている。

LAB(研究開発スペース):最新の技術やトレンドをキャッチアップし、すぐに試作・検証できるよう3Dプリンターなどの開発ツールを完備。
実際に手に触れて検証することで、より暮らしに近いデザインを実現する。

TDCでは今後、クリエイターとの「カルチャーミートアップセッション」や学生との「未来生活共創ワークショップ」などのインプット活動、渋谷に未来のリビング空間を出現させる「渋谷ポップアップ・リビング」や「家電×アートインスタレーション」などのアウトプット活動を展開する予定となっている。
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