パーソルイノベーションは8月27日、「生成AI時代の副業実態調査(前編)」の結果を発表した。調査は7月4日~5日、同社運営の副業人材マッチングサービス『lotsful』を利用する20~40代の会社員660名を対象にインターネットで行われた。


調査によると、「副業で生成AIを使ったことがある(継続利用/試用含む)」と回答した人は75%。「AI副業」と聞いて思い浮かぶ職種を尋ねたところ、テキストやビジュアルといったクリエイティブ系のアウトプットに関わる業務が中心である「画像・動画生成などのクリエイティブ制作」(19.1%)や「ChatGPTなどを活用したカスタマーサポートやチャットボット設計」(18.1%)が上位に。

また、生成AIを副業で使ったことがある人に、実際に活用している業務内容を教えてもらったところ、「テキスト作成」(38.1%)や「情報収集/調査」(36.3%)が多く、特に文章作成は、多くの副業に共通する基本業務であることから、生成AIはすでに「誰でも扱いやすく、すぐに業務に取り入れやすいツール」として副業に根づきつつあり、日常的な業務の一部として定着し始めていることがうかがえる結果となった。

次に、どんな変化を感じたかを尋ねたところ、「作業時間が短縮された」(43.5%)が最多となったが、注目すべきは「自己学習の時間が増えた」(32.7%)という回答。AIによる業務の効率化が、自身のスキルアップや自己研鑽の時間を生み出しているという前向きな変化も確認できた。

また、副業で生成AIを活用する際の課題を聞いたところ、「使い方を覚えるのに時間がかかる」(31.0%)、「知的財産権の問題が心配」(30.4%)が上位に。多くの生成AIツールが登場する中で、それぞれの操作や活用方法を習得するハードルの高さや、生成物の権利帰属の曖昧さが、副業活用を進めるうえでの障壁となっているよう。活用が広がる一方で、スキル習得や権利リスクに対する不安が課題として残っていることが明確となった。
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