ローソンは9月9日より、長引く残暑を乗り切るための「スタミナフェア」を開催する。にんにくや唐辛子などを使った『からあげクン スタミナのたれ味』、『旨辛! 満腹濃厚豚ラーメン』、『ROLL サンド 牛カルビ』など、ローソンオリジナルの全17商品を展開する。


○■どんな商品が発売される?

『からあげクン スタミナのたれ味』は、国産若鶏むね肉に、刻みにんにく、特製たれをあわせたもの。濃厚でしっかりとした味付けと野菜の旨みを味わえる、特別仕様のからあげクンになっている。

『大きなおにぎり 辛旨チャーハン&チャーシューマヨネーズ』は、ごはんにコチュジャンたれなどの辛味を加え、牛だしの素やごま油の風味がよい海苔を混ぜ込んだおにぎり。中具に、にんにく入りのチャーシューマヨネーズを包んでいる。

『旨辛! 満腹濃厚豚ラーメン』は、唐辛子に花椒を合わせた特製スパイスをトッピングした、太麺で食べ応えのあるラーメン。にんにくを使用、焼豚にはラー油と特製スパイスを和えており、旨辛な味わいが食欲をそそる。

『にんにく辛旨焼そば』は、にんにくの旨みと香りが楽しめる醤油ベースの焼そばに、辛旨豚そぼろを合わせたクセになる味わい。

『背脂にんにく豚チャーハン』は、大ぶりでゴロっとした食べ応えのある豚チャーシュー、にんにくを効かせた背脂、フライドガーリックをトッピングしたボリューム満点なチャーハン。

『辛旨メンチカツ丼』は、にんにくと唐辛子をベースにした辛味と旨味が際立つソースがやみつきになるメンチカツ丼。ローソン各店舗内の厨房で調理して提供する。

『ROLL サンド 牛カルビ』は、ごま付きフランスパンに、にんにくを効かせた醤油だれで味付けした炭火焼牛カルビと炒め玉ねぎ、レタスを挟んだ重量感のあるサンド。

○■なぜ9月にスタミナフェア?

ローソン 商品本部の大澤勝司氏は、この時期にスタミナフェアを開催する狙いについて、次のように切り出す。


「毎年、夏の暑さが厳しさを増しており、しかも長引くようになりました。今夏も酷暑となり、この暑さが10月まで続くという長期予報も目にします。暑さにより、お客様の食の嗜好も変化しました。そこで私たちも、従来の商売のやり方では市場のニーズに応えられなくなった、と判断しました」(大澤氏)

本来なら、9月には秋の食材をアピールするフェアが展開されるところだが――。「お盆を過ぎれば、メーカーさんも先取り、先取り、という感じで旬の味覚をテーマにした商品をローソンの店頭に並べます。ただ、そうした従来の商売のやり方は、昨今の気候変動で変化した消費者のニーズに合わなくなってきているんですね。そこで今回は、敢えて9月に入ってから『残暑を乗り切るぞ』ということで、スタミナフェアを開催することとなりました」と大澤氏。

ローソンオリジナルの全17商品は、いずれもにんにく・唐辛子・しょうがなどの香辛料+ピリ辛ラー油・コチュジャンなどの調味料を使用した、いかにもエネルギーを得られそうなラインナップとなっている。

ほとんどの商品は9月9日から9月22日までの2週間販売するが、一部の売れ筋商品に関しては、その後も(最大で2週間ほど)延長して販売するという。なおターゲット層に関しては「ラーメンやチャーハンなど、ガッツリ系のものについては男性が多いんですが、女性に売れていないということもありません。特に夜間の販売構成比では、女性の割合が高まる傾向があります。にんにくを使った料理などは、においが気になるので外では食べずに家に持ち帰って食べる、というケースが多いようです」(大澤氏)とのことだった。


近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
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