29日(20:00~)にスタートするABEMAオリジナルドラマ『MISS KING / ミス・キング』の新キャストが9日、発表された。
○Netflixでの国内および世界同時配信も決定
今回解禁となったのは、飛鳥の実の母・国見桂子役を演じる奥貫薫、飛鳥の異母弟の結城龍也役を演じる森愁斗、龍也の婚約者であり、将棋界のアイドル的存在の女流棋士・早見由奈役を演じる鳴海唯、元将棋連盟会長・安藤鉄斎役を演じる西岡德馬、飛鳥の父・彰一の現在の妻で龍也の母・結城香役を演じる山口紗弥加の5名。
追加キャスト5名、プロデューサー・小林宙氏のコメントは以下の通り。
○奥貫薫
これまで数々の作品で、ヒロインの母を演じてきましたが、こんなにも美しいヒロインはいたでしょうか。純粋で懸命で繊細で、ものすごく強い。その印象は、飛鳥を演じたのんさんご本人にも、そのまま重なりました。撮影現場でお会いするたびその眩しさに、ハッとさせられました。のんさんから、飛鳥から、放たれる光を、視聴者のみなさまにもぜひ感じていただけたらと、思います。人生は自分の手中にあり、どんなふうにでも変えていける。この物語を通して、私自身ももう一度、そう思い直しました。みなさまも、ぜひ最後まで見届けてください。
○森愁斗
出演が決まって、嬉しさの反面、将棋に触れた事が少なかったので不安もありました。僕が演じた結城龍也という役は、今までの役者人生で経験したことのない役柄だったので、自分自身、挑戦的な役だなと感じました。
○鳴海唯
早見由奈役を、演じさせていただきました、鳴海唯です。今回、女流棋士という新たな役に挑戦させていただけたこと、そして将棋界について関心を深めることができたことをとても感謝しています。由奈は、のんさん演じる飛鳥と出会い、自身が忘れかけていた将棋の楽しさを思い出し、そしてこの世界の残酷さを改めて突きつけられます。女性が棋士を目指すということがとても難しいとされている世界で時には立ち向かい、挫折を経験し、強く前進していく登場人物達の姿にぜひ注目していただきたいです。
○西岡德馬
随分と昔、先輩俳優に連れられて渋谷駅近くにあった将棋所に行った事があった。「まぁ手始めに小学生とやってみな」と言われ、えーっ小学生と!? と思ったが物は試しでやってみるかと対戦した。彼はきちんと正座をし、丁寧な挨拶を交わし対局が始まったが一瞬にして終わった。小学生に5分も掛からず手玉に取られてしまったのだ。恐るべし将棋の世界! 以来、将棋は一切しなくなってしまった。撮影前にお借りした駒を持ち歩き、パチンパチンと良い音が鳴らせるようにやった。高い乾いた音がなると実に気持ちが良いものだ。
○山口紗弥加
脚本を読み、闘志が沸々と湧いたのはいうまでもありません。その中身はどうしようもない怒りであり、逃れられない苦しみ、性別というものへの諦めや疑問でもありました。男か、女か。血筋か、才能か。愛か、憎しみかーーここに描かれる人々は、将棋という厳しい勝負の世界でもがきながらも懸命に自己と向き合い、戦っています。その戦いのなかで、私が演じる結城香が担うものがあるとすれば「女性としての挑戦」ではないかと思うのです。敗北し、絶望してもなお立ち上がろうとする者たちの壮絶な挑戦を、ぜひ応援していただければ幸いです。
○小林宙氏
私は将棋について、ほぼ素人です。幼い頃に祖父と少しだけ将棋を指したことがあり、駒の動き方は分かりますが、裏変えると動き方があやふやになるくらいの理解度です。ただ皆さんもその程度か、もしかしたら私の理解よりも低いのではないかと推察します。
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【編集部MEMO】
天才棋⼠の⽗のもとに⽣まれた⾶⿃(のん)。⺟と3⼈、仲睦まじい幼少期を送っていたが、ある時⽗は2⼈を捨てて出ていってしまう。