ゼブラは9月29日、製図用シャープペン「テクトツゥーウェイ」から、ハイエンドモデル「テクトツゥーウェイRO」(2,750円)を全国の文具取扱店で発売する。
○握りやすいグリップで精度の高い筆記を実現

2007年に登場した製図用シャープペンのテクトツゥーウェイは、スタイリッシュなデザイン性、振って芯が出るフリシャ機能と、フリシャ機能をロックできる機構、低重心で安定した筆記ができる点が人気となり、現在も定番商品として販売している。


今回18年ぶりに、機能面とデザイン面をアップデートしたハイエンドモデルを発売する。

狙ったところに正確に筆記できる精度の高い筆記を実現するため、金属のローレットグリップを採用。金属のグリップ部分に細かい凹凸のローレット加工を施すことで、指が滑りにくくしっかりと握ることができる。

凹凸の形状は複数のパターンから、しっかりと握ることができて指が痛くなりにくいものを選んだ。また、従来品にはなかった下軸一体構造で先端のゆるみを解消し、筆記時の安定感を高めている。

振って芯を出すフリシャ機能と、フリシャ機能をロックできる切替機構、低重心は従来のテクトツゥーウェイそのままに、落ち着いた軸色、さりげないロゴ印刷、マットな質感を基調にした上質感あるデザインにアップデートした。

○シャープペン市場の高まり

少子化の中でも、主な使用者が学生であるシャープペンの市場規模は増加傾向にある。その背景には、以下の2点があると考えられる。
○1.教育費の高まり

参議院の経済プリズムコラムによると、少子化に反して1人当たりの教育費は増加傾向にあるという調査結果がある。勉強道具として使われることの多いシャープペンは、子どもが勉強するときのモチベーションを高めるために高価格でも買い与えやすいアイテムであることが推測される。
○2.YouTuber人気の高まり

近年シャープペンを始めとした文具のこだわりを紹介するYouTubeチャンネルが人気となり、学生の目に触れる機会が増えている。特に高価格のアイテム紹介は、学生が憧れて店頭に買いに行くなど影響力が高まっている。


この2点より近年の「シャープペンの高価格化」が加速し、シャープペンの市場規模が増加していると考えられる。
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