関東エリアで不用品回収・ゴミ屋敷清掃を行うゴンは9月10日、ゴミ屋敷・汚部屋についての調査結果を発表した。調査は2025年9月、ゴミ屋敷・汚部屋に住んでいると自認する全国20~60代の男女300名を対象にインターネットで行われた。
○片付けられない最大の理由は?
「部屋が片付かない最大の理由は何ですか?」という質問に対して、最も多かったのが「片付ける気力や体力がない」(35.7%)だった。
次いで「仕事が忙しく、時間がない」(21.3%)、「どこから片付ければよいか分からない」(18.9%)といった声が多く、自力での片付けには物理的・精神的なハードルがあることがわかる。
○「片付けたい」と感じている人は約9割
片付けられない現実がある一方で、回答者の89.7%が「片付けたい」という気持ちを持っていることも明らかになった。「思う(51%)」「少し思う(45.7%)」と答えた人を合わせると、大多数が「片付けたいけどできていない」というジレンマに直面していることがわかる。
○片付けたい理由は?
片付けたいと回答した人にその理由を聞くと、最も多かったのは「散らかった部屋で過ごすことにストレスを感じているから」(51%)だった。
次いで、「部屋を広く快適に使いたいから」(45.7%)、「物が多く、探し物が見つからないから」(15.4%)など、暮らしの質の改善を求める声が目立った。
○住人の職業は意外にも「会社員」が多数派
「ゴミ屋敷・汚部屋」と聞くと、特定の属性の人を想像するかもしれないが、今回の調査では最も多かった職業が「会社員(事務・管理系)」(24%)という結果に。
調査では以下のようにコメントしている。「営業・接客系や専門職・技術職、主婦(主夫)なども含め、一見"しっかりしていそう"な人たちが多く含まれている点に注目できます。『仕事が忙しくて時間がない』『休日は疲れていて何もできない』などの背景が、片付けが進まない一因になっていると考えられます」。