「思い出の写真を動かしたい」と思った時、Grokは便利です。Grokでは画像を生成するだけでなく、画像から動画を生成することもできるようになりました。
○どんな動画にするかも指定できる
動画を生成する際には、「Normal」「Fun」「カスタム」からどんな動画にしたいかを指定します。「Normal」は一般的な動き、「Fun」は楽しげな動きをします。「カスタム」では、テキストで動きを指示できます。Grokで生成した画像については「Spicy」というモードも選べ、生成される動画は音声が付いた6秒程度のものになります。
画像生成や動画生成は無料でも利用できますが、回数に制限があります。制限を解除したい人は、有料サブスクリプションに加入しましょう。また、Grokで生成した画像は商用利用も可能です。ただし、xAIのポリシーに従ってGrokで生成したことを明記しなければなりません。
○Grokで画像から動画を作成する手順
それでは、Grokで画像を動画にする方法を説明していきましょう。なお、画像の生成はブラウザ版のGrokでも行えますが、動画の生成に関しては現在のところGrokアプリのみで可能となっています。ここでは、iOSのGrokアプリでの手順を紹介します。
画像からの動画の生成は、「想像する」タブから行います。画像を読み込ませるだけで動画が4パターン生成され、音声も付きます。動画の生成後に「再実行」をすると、動きを変えられます。
○画像から動画を生成する
画像から動画を生成するには、Grokアプリを起動し、「想像する」タブの「写真をアニメーション化」の「続ける」をタップします。なお、最初はここで写真ライブラリへのアクセスを許可する必要があります。そしてライブラリの写真をタップするとその写真からの動画の生成がはじまります。生成された動画の右の数字をタップすると、他のパターンの動画も確認できます。
○「再実行」でどんな動画にするかを指定する
いったん動画を生成した後、右下の「再実行」をタップすると動画の生成をやり直すことができます。このとき、表示されるメニューでモードを指定できます。
○「カスタム」から動きを指定する
再実行の際に「カスタム」を選ぶと、プロンプトで動きを指定することができます。
○Grokで作成した画像を動かす
カメラで撮影した写真などではなく、Grokで画像を生成し、それを動かして動画にすることもできます。
著者 : 鈴木朋子 すずきともこ ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー。