ドイツ・ベルリンで9月5日から開催したエレクトロニクスショー「IFA 2025」にて、掃除機メーカーのRoborock(ロボロック)はコードレス掃除機やロボット掃除機、そして同社初となるロボット芝刈り機などの新製品群を発表しました。Roborockブースでは新ロボット掃除機「F25 Ultra」などが注目を集めていました。
150度スチームで床を洗浄する乾湿コードレス掃除機
「Roborock F25 Ultra」は高温スチームで床を掃除できる、ファミリー向けの乾湿両用コードレス掃除機。ヨーロッパや米国で発売しており、価格は799ユーロです。
最大の特徴は、ヘッドに備えられた6つの噴出口から150度の高出力スチームを噴出させて床にこびりついた汚れを掃除できる点。ヘッドサイズは大きめで一見重そうですが自走式のため、動かしてみると軽い力で動かせます。噴出されるスチームは明るい場所で視認できるほどパワフルでした。
25,000Paで吸引、ソファ下も入れる薄型ロボット掃除機
「Roborock Qrevo Curv 2 Pro」は欧州向けの新ロボット掃除機で、10月に1,299ユーロで販売予定(日本での発売に関してはアナウンスなし)。こちらもIFA 2025で登場した新製品で、従来から強力になった25,000Paの吸引力を備え、最大3cmの厚みのカーペットを乗り越えられるほか、7.98cmの薄型設計で狭い場所に潜り込みやすい形になっています。
なめらかな曲線で構成された充電ステーションのデザインは前モデル「Roborock Qrevo Curv」から引き継いでおり、ブースでは4人のアーティストが充電ステーションをデザインした特別モデルが展示されていました。なおRoborock Qrevo Curvは日本でも2024年12月に発売しており、今後新モデルの投入も期待されます。