映画『宝島』(9月19日公開)に出演している妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝のトークを収めた4種の映像がYouTubeにて公開された。
戦後沖縄を舞台に、歴史の陰に埋もれた真実を描く真藤順丈氏による小説『宝島』。
この度、妻夫木聡、広瀬すず、窪田正孝のトークを収めた4種の特番映像がYouTubeにて公開された。特番映像は、「撮影秘話編」「タレコミ編」「キャラクター編」「撮影の舞台裏編」と4つのパートに分かれており、映画の世界観が味わえる見どころについて語りあっている。主人公・グスクを演じた妻夫木と、グスクと幼馴染のヤマコ、レイを演じた広瀬、窪田の3名が、映画『宝島』の大規模な撮影の裏側や41日間にわたる濃密な沖縄ロケでの思い出を振り返る とともに、3人にとっての英雄・オン(永山瑛太)への想いを語り尽くす、計60分のスペシャルトークが収録されている。
映像では、この日のために特設された『宝島展』に3人が訪れ、映画『宝島』の制作のために準備された 絵コンテやロケ地の設定図、数々の話題作に携わる衣装デザイナー・宮本まさ江氏が手掛けたキャラクター衣装について、それぞれに込めた熱い想いやこだわりなどを解説。「撮影秘話編」では、3人が共通して撮影前に訪れたという佐喜眞美術館 (沖縄県宜野湾市)での体験について回顧する。「キャラクター編」では、過酷な時代を懸命に生き抜くグスク、ヤマコ、レイについて、そして、妻夫木が「3人にとっての"全て"だった」と明かす、"オンちゃん"への 想いを語る。また、「タレコミ編」では、本作にも出演する村田秀亮(とろサーモン)がサプライズゲストと して登場し、制作スタッフ陣から寄せられた妻夫木、広瀬、窪田の撮影現場での“珍行動”を次々と暴露する場面も。
さらに、「撮影の舞台裏編」では本編鑑賞会も行われ、延べ2,000人のエキストラが参加したコザ暴動シーンをはじめ、窪田が「『宝島』の中でも象徴的なシーン」と語る小学校への米軍機墜落シーン、広瀬も「衝撃的だった」と明かすグスクとレイの衝突シーンなど、映像の魅力を述懐。映像の最後には、妻夫木、広瀬、窪田にとっての"『宝島』を表す一言"が明らかとなるが、それぞれの想いの詰まった渾身の一言を是非、公開前に見届けていただきたい。
(C)真藤順丈/講談社 (C)2025「宝島」製作委員会
【編集部MEMO】
映画の原作となった小説『宝島』は、真藤順丈氏のペンによる。「リュウキュウの青」「悪霊の踊るシマ」「センカアギヤーの帰還」の三部構成となっており、沖縄戦直後から始まった1952年の米軍統治時代から、日本に復帰した1972年までの沖縄を舞台としている。2018年に第9回山田風太郎賞、2019年に第160回直木三十五賞、2019年に第5回沖縄書店大賞の小説部門賞を受賞している。