IBJが運営するIBJマッチングアプリ研究室は9月17日、マッチングしたお相手と会うまでの理想のタイミングに関するアンケート調査の結果を発表した。調査は2025年7月25日~7月31日、婚活アプリ「ブライダルネット」の利用者1,889人を対象にインターネットで行われた。
○マッチングしたお相手と会う理想のタイミング
マッチングしたお相手と会う理想のタイミングを聞いたところ、男性は「マッチング後すぐ」「2~3週間以内」と早めの対面を希望する人が8割以上を占めた。一方、女性は「1ヶ月以上やりとりしてから」と回答した割合が14.0%と男性よりも8.9ポイント高く、より慎重に進める傾向が見られた。
世代別では、30代女性の約8割が「マッチング後すぐ」「2~3週間以内」と回答。20代女性より18.4ポイント、40代女性より16.7ポイント高く、最も積極的な世代であることが浮かび上がった。
特徴的なのは20代女性で、「マッチング後に電話やビデオ通話をしてから会いたい」が22.2%と他世代を大きく上回った。オンラインコミュニケーションに慣れた世代ならではの新しいスタイルといえる。
○会うことをためらってしまうお相手の特徴
マッチング後に会うことをためらってしまう相手の特徴は、男女共通で「話が盛り上がらない」が最多となった。ただし、2位以下には性別で違いが出た。
男性は「相手から話題を振ってくれない」ことに不満を抱きがちだとわかった。「お互いにまずは相手を知ろうとする姿勢がないと意味がない」(40代前半・男性)、「こちらが質問や話題を振ることが多いので、盛り上げてくれる女性だとグッとくる」(30代後半・男性)といった声が寄せられている。
一方、女性は「いきなり会うことを提案してくる」相手に警戒心を示した。「どんな目的で会おうとしているのか不安があります」(40代前半・女性)、「飲み友だちを探しているだけかもしれないなと思ってしまう」(30代後半・女性)とのことだった。
男性は受け身な相手に不満、女性は急かす相手に不安と、男女で対照的な意識が明らかになった。
○男性が「会いたい」と思うきっかけ
男性が「会いたい」と思うきっかけは、1位「丁寧でスムーズなメッセージ」(865人)、2位「話をよく聞いてくれる」(716人)、3位「共通の趣味や話題がある」(693人)だった。誠実なやりとりが、男性にとって会いたい相手の決め手であることが分かる。
○女性は「写真やプロフィールのギャップ」に不安
女性に「会うときの不安」を聞いたところ、「実際のお相手が写真やプロフィールと違っていたら」(261人)が最多となった。さらに3位には「自分が写真やプロフィールと違うと思われないか」という不安も。女性は「相手を信頼できるか」だけでなく、「自分も信頼される存在として見てもらえるか」にも敏感であることがわかる。