2025年の秋冬、ユニクロが提案するのは「通年で楽しめるニットスタイル」。気候変動によって夏が長く、冬が短くなるなか、ニットは季節限定のものではなく、日常に溶け込むアイテムへと進化している。


4大素材で着こなす最新ニット
メリノウール

髪の毛の1/4ほどの極細糸で編み立てたメリノは、光沢と深みのある色が魅力。洗えるメリノとして、オン・オフ両方に対応する万能ニット。ポロニットやカーディガンなど、きれいめなスタイルにも取り入れやすい。

レッドのカーディガンは、この秋冬のトレンド。クラシックなシルエットをバギーデニムに合わせれば、レトロとモードが交差する旬のスタイルに。

衿付きデザインで上品さをプラス。トレンドのワイドパンツやデニムに合わせて、旬のクラシックスタイルを楽しんで。

別売りの半袖ニットとのアンサンブルで、上質なレイヤードを楽しめるショートカーディガン。着丈の短さが、トレンドボトムとも好相性。

カシミヤ

贅沢な肌ざわりと美しい発色が特長。今季は30色以上の豊富なカラーバリエーションを展開し、レッドやチョコレートブラウンなど旬のカラーもラインナップ。上質さと手の届きやすい価格(9,990円・12,900円)が両立しているのも魅力。


なめらかな肌ざわりと軽やかな着心地が魅力のカシミヤカーディガン。コンパクトな丈感で、上質さを日常に取り入れやすい一枚。

スフレヤーン

ユニクロ独自開発の4種混糸で、チクチク感を抑えたふんわり軽やかな仕上がり。ボリュームのあるシルエットが今季トレンドのバギーデニムやワイドパンツと好相性。

ふわっと軽く、チクチクしない着心地が人気のスフレヤーン。ショート丈でバランスよく、デイリーに取り入れやすいプライスも魅力。

ウォッシャブルミラノリブ

張り感がありながら爽やかな着心地で、Tシャツやスウェット感覚で楽しめる新素材。きれいめなシャツとのレイヤードにも映え、春先まで活躍する。

スウェット感覚で楽しめるウォッシャブルミラノリブ。ほどよい張り感がシルエットを整え、カジュアルにもきれいめにも対応する万能セーター。

着こなしのキーワードは「クラシック+旬のボトムス」

今季注目は、クルーネックやVネックのカーディガンといったクラシックなアイテムに、バギーデニムなどボリュームのあるボトムスを合わせる"新クラシック"なバランス。懐かしさのあるニットを、あえて今のフィット感と掛け合わせることで、一気に今年らしいムードになる。


さらに半袖ニットとカーディガンを重ねる"アンサンブル"もトレンドのひとつ。シンプルながら上質なレイヤードが、大人の余裕を演出してくれる。
トレンドカラーと選び方のヒント

2025年の注目カラーは、深みのあるレッドとチョコレートブラウン。ニットならではの発色の良さが映える色で、秋冬のコーディネートを華やかに引き立てる。さらに迷ったときには、自分のパーソナルカラーに合わせて選ぶのもおすすめ。豊富なカラーバリエーションを誇るカシミヤなら、似合う色を見つけやすい。公式サイトでは「全30色以上から自分に似合う色が見つかるカシミヤカラー診断」も用意されているので、ぜひ参考にしてみてほしい。

今回お話をうかがったのは、ユニクロ グローバルMD部 ウィメンズ部長の中野正海氏。4年間のパリ駐在で「ヨーロッパではニットが日本のTシャツやスウェットのように、老若男女が一年を通じて着る"国民服"になっている」と実感したという。取材会当日も、自らウォッシャブルミラノリブを着用し、その通年性と快適さを体現していた。

中野氏は「ユニクロのニットは、(1)高いクオリティ、(2)お手入れのしやすさ、(3)洗練されたデザイン、(4)豊富なカラーバリエーション、(5)手に取りやすい価格、この5つの強みで世界中のお客様に寄り添いたい」とコメント。最新トレンドと実用性を兼ね備えたニットは、今季も私たちのワードローブをアップデートしてくれそうだ。


千木良まりえ ちぎらまりえ 編集者。ライター。 ファッション雑誌にて編集・スタイリストを経て独立。日本で唯一の占い雑誌『My Calendar』の創刊に携わる。 占い・スピリチュアル業界とおしゃれ業界の狭間で活動中。 Instagram Twitter Ameba Ownd この著者の記事一覧はこちら
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