Wealth Onは9月19日、「早期投資の重要性」に関する調査結果を発表した。調査は6月~7月、60代以上の投資家416名を対象にWebアンケート方式にて行われた。


実践している投資手法を聞いたところ、FIRE達成度合いが高まるほど、より多様な手法を取り入れていることが明らかに。「興味がない」と回答した人の平均が2.15個であるのに対し、FIRE達成者は2.60個だった。

また、「老後のお金に不安はありますか?」と尋ねたところ、「全く不安はない」と回答した人の割合は、投資歴「20年以上」で19%に上る一方、「1年以下」では0%という結果に。逆に「非常に不安」と回答した人の割合は投資歴が短いほど高く、「1年以下」では36%に達していることから、長期にわたる投資経験が、老後への経済的な安心感に繋がる可能性がうかがえた。

次に、最も信頼できる情報源について聞いたところ、投資歴「1年以下」の投資家は、57.1%が「日本あるいは米国の専門家が解説する情報」を挙げており、投資歴が長くなるほど、精度が高い「有料の情報」を重視している傾向が明らかに。

これまでの投資で得たリターンについては、90%以上の人が何らかのリターンを得ており、「投資歴20年以上」のグループでは、51%が「1,000万円以上の利益」を得ていることが判明。人生の早いうちから投資を始めることが、大きな利益を得る上で極めて重要であるよう。

また、「相場の短期的な変動(株価の上下動)について、あなたはどう感じますか?」と質問したところ、「投資歴20年以上」の投資家60%が「株価が下がったら、買いのチャンスと考える」と回答。一方、「1年以下」の投資家ではこの割合は36%にとどまり、投資歴が長くなるほど、相場の短期的な変動に一喜一憂せず、むしろ下落を好機と捉える冷静な視点が養われる傾向が見られた。
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