明光ネットワークジャパンが展開する学習塾「明光義塾」は9月19日、「子どもの交通安全に関する実態調査」の結果を発表した。同調査は9月11日~16日、小学生から高校生の子を持つ全国の保護者1,000人を対象に、インターネットで実施した。

○高校生6割「全く着用していない」

子どもの自転車利用について尋ねたところ、47.8%が「週に数回以上」と答えた。特に高校生は「毎日利用」が39.0%と突出している。一方で、小学生・中学生の20.0%は自転車を全く利用しないと回答し、学齢による利用状況の差が明らかになった。

子どもの自転車利用に対して、保護者の75.5%は「不安を感じている」と答えた。最も多い不安は「歩行者や車両との接触リスク」(53.5%)で、「無理な飛び出し・スピード超過」(42.7%)、「交差点での安全確認不足」(40.2%)が続いた。

2023年の道路交通法改正でヘルメット着用は努力義務となったが、「常に着用している」子どもは38.4%にとどまった。小学生では50.6%が「常に着用」しているのに対し、高校生では59.3%が「全く着用していない」と回答しており、成長とともに着用率が下がる傾向が見られた。

自転車保険の加入について聞くと、74.8%が「加入している」と答えた。一方で、「加入していない」と回答した保護者も22.8%おり、依然として約4人に1人は未加入の状況であることがわかった。

2026年4月から自転車の「ながら運転」に青切符が導入されることについて尋ねたところ、保護者の77.5%は「認知している」と答えた。

電動キックボードの規制をさらに強化する必要があると思うか尋ねると、87.3%が「強化すべきだと思う」と回答した。
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