コスプレイヤーの高島江梨奈が、8月16日と17日に東京ビッグサイトで開催された世界最大級の同人誌即売会「コミックマーケット106」に参加。人気漫画『ONE PIECE』(原作:尾田栄一郎/集英社)のキャラクター・ペローナのコスプレを披露し、Xでは「これはクオリティ高い!」「再現度の高さが本当に素晴らし過ぎる」など絶賛の声が寄せられた。


○憧れていた世界に「自分も挑戦してみよう」と決意

もともと芸能活動を行う予定だった高島。しかし、その計画がなかなかうまくいかなかったようで、当時の苦悩を「正直、少し立ち止まってしまったんです。これから何をすればいいんだろうって悩みました」と打ち明ける。そんな迷いの中で思い出したのが、SNSやイベントで見ていたコスプレイヤーたちの姿だった。

「ずっと憧れて見ていた世界だったので、『自分も挑戦してみよう』と決めました。あのとき勇気を出して一歩踏み出したのが、今につながっていると思います」

今回、選んだのはペローナのコスプレ。「『ONE PIECE』はキャラクターの個性が強くて、仲間との絆がしっかり描かれているところが好きです。特にペローナはその中で自分らしさを貫いていて、とても魅力的なキャラクターだと思い挑戦してみました」とその理由を語る。

この日の衣装は、ローウエストのスカートでくびれをしっかり見せられるよう特注で仕立ててもらったもの。高島は、「シルエットの美しさとキャラクターらしさを両立させました」と嬉しそうに胸を張る。

コスプレを通して広がった交流も少なくないといい、「イベントに参加するとキャラクターを愛するファンの方たちと直接つながることができる」と回答。そんな高島は、現在はアイドルグループ「あまいものつめあわせ」のサポートメンバーに加えて、「七転びやお」とのアニソンカバーユニット「CLIONE」としても活動しており、「コスプレをしていたからこそ出会えた人たちがいて、活動が広がりました。
本当にやっていてよかったなと思います」と笑顔を見せる。

高島にとってコスプレは、「まさに人生を変えてくれた存在」。その理由を、「いろんな人を知るキッカケになったし、逆に自分のことを知ってもらえる機会にもなりました。ただの趣味にとどまらず、自分の人生そのものを形作る大きな柱になっているなと思います」と真剣な眼差しで話す。

最後に、コスプレに興味を持っている人に向けても、「少しでも『やってみたいな』って思っているなら、ぜひ挑戦してほしいです。好きなキャラクターになれたときのテンションの上がり方は本当にすごいですし、イベントも楽しいので、まずは一般参加でその世界を体験してみてほしいです」と呼びかけた高島。様々な活動を通して、高島自身も「自分らしさを貫く大切さ」を発信している。
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