キーボードメーカーのKeychronは、筐体とキーキャップのすべてにセラミック素材を使用した65%配列のメカニカルキーボード「Keychron Q16 HE 8K」を発売する。全面セラミックに加え、TMR方式のキースイッチを搭載し、8,000Hzポーリング、可変アクチュエーションをサポートする。
同社のオンラインストアでの価格は229.99ドルとなっている。まずは10月1日にKickstarterキャンペーンを開始する予定で、同キャンペーンでの受注分は11月に発送が開始される見込みだという。

メカニカルキーボードは、スイッチ構造・キーキャップ材・筐体材で打鍵感が大きく変わる。セラミックには独特の上品な光沢感と高級感があり、硬度と耐久性が非常に高く、摩耗しにくいため、長期間美しい外観を保つ。

これまでキーキャップにセラミック素材が用いられることはあったが、Keychronは筐体にもセラミックを採用した。その剛性の高さから打鍵時のたわみが少なく、打鍵時の不要な振動が抑えられる。また、セラミック特有のカチっとした打鍵音感とともに、樹脂製とは異なる上質な打鍵感が楽しめるという。なお、プレートにはアルミニウムが用いられている。

KeychronはQ16 HE 8Kをゲーミングキーボードに分類していないが、仕様面ではゲーミングの要件を満たしている。キースイッチはホットスワップに対応。スイッチタイプはリニアで、TMR(トンネル磁気抵抗)センサーを搭載し、0.1~3.35mmのアクチュエーション範囲で、 0.01mm刻みの微細な調整が可能である。これにより、「ラピッドトリガー」や「スナップクリック」、「可変入力」を利用できる。


カスタマイズ面は、Keychron Launcher Webアプリを使って、キーマッピング、アクチュエーションポイントを設定したカスタムプロファイルの作成・保存、マクロコマンドの作成、RGBパターンの選択などが可能。専用ソフトのダウンロードやインストールは不要で、Webブラウザだけで完了する。

接続はUSB Type-C有線のみ。最大8000Hzのポーリングレートで動作し、0.125msごとのコマンド処理が可能。本体サイズは315.32×110.80×39.09mm(キーキャップを含む)。重量は約1060g(±50g)。カラーはライトグリーンとネイビーブルーの2色となっている。
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