10月といえば、街を彩るハロウィンイベント。仮装やパーティー、テーマパークでの特別イベントなどで、20~30代を中心に支出が一気に増える季節です。
ハロウィン支出の内訳と特徴
ハロウィンにかかる費用は意外と多岐にわたります。衣装・小物代:数千円~数万円。SNS映えや「一度きり」の体験のため、つい高額になりやすいです。
飲食代:居酒屋・バー・テーマパークなどでの飲食。通常より単価が高めになる傾向
イベント参加費:クラブイベントや特設会場、テーマパークなど。数千円~1万円程度
これらが重なると、1~2万円はあっという間です。年間で複数のイベントに参加する人は、合計で10万円近い支出になることもあります。
ご褒美支出がもたらす効果
「使ってしまった」と後悔する声がある一方で、ご褒美支出には大きな心理的効果があります。
バランスを取るための実践法
ご褒美支出を楽しみながら家計を守るには、まず年間でイベントに使う金額の上限を決めておくことが大切です。その上で、衣装や物品にお金をかけすぎず、思い出や人との交流といった体験に重点を置くと満足度が高まります。また、支払い方法にも注意が必要です。
特にクレジットカードの分割払いやリボ払いは避け、翌月に一括で支払える範囲にとどめることで、家計を健全に保ちながらイベントを楽しめます。
ハロウィン以外のイベント経済にも共通する視点
実はこの考え方は、ハロウィンに限らず誕生日やクリスマス、GW旅行などの「イベント経済」全般に応用できます。イベントに全力投資する時期と、節約する時期のメリハリをつけることが、長期的な家計管理のカギとなります。
まとめ
ハロウィンは財布のひもが緩みやすい季節イベントですが、ご褒美支出は人生の豊かさに直結する投資ともいえます。大切なのは、無計画に使うのではなく「年間予算を決める」「体験を重視する」「支払いは翌月まで」といったルールを守ること。20~30代のうちにこうしたお金の使い方を身につければ、イベントを楽しみながら家計も守れる“賢い大人”になれるはずです。
この記事を執筆したファイナンシャルプランナー紹介
小峰一真(こみねかずま)
所属:マイホームFP株式会社
MILIZE みらいず AIとITと金融工学の力を駆使し、お金の計画・管理・運用まで完結できる次世代の金融ウェブサービスを手掛けている。個人の方向けには、専属FPにオンライン相談・メール相談ができるサービス『TAMARU』や、お金の情報について動画で分かりやすく解説する『MILIZEチャンネル(YouTube)』など、"金融商品を売らない"完全中立的な金融サービスを提供している。 この監修者の記事一覧はこちら