ファミリーマートは9月26日、顧客基盤と各種金融サービスのラインアップを軸に、同社独自の金融事業を強化することを発表した。
○独自ブランドの金融サービス展開

金融事業の戦略的強化の一環で、同社が提供する各種金融商品・サービスを独自の金融サービスブランド(仮称:ファミマ・マネーライフ)のもと、様々なニーズに応えた多角的サービスを提供することを検討していく。
正式なサービスブランド名および各種サービス名称については、今後関係者と協議の上、決定するとしている。
○「ファミマカード」の全面リニューアル

今月よりポケットカードと展開するクレジットカード「ファミマカード」を刷新。ファミリーマート店舗での対象商品に対する5%割引サービスをはじめ、多彩なポイント還元やキャンペーンを拡充しており、新規入会は10月1日より開始する。

○ローン・翌月払い(BNPL)サービスの利便性向上

金融関連子会社であるファミマデジタルワンを通じて、ローンおよび翌月払い(Buy Now Pay Later:BNPL)を決済アプリ「ファミペイ」より、手軽に申し込み可能とする取り組みを強化し、購買体験のさらなる充実を図る。
○新たな金融商品ラインアップ

今後は預金や各種ローンをはじめとした金融商品を新たにラインアップに加えることを視野に、銀行代理業許可を取得することも検討していく。
○多機能ATMの導入

同社はセブン銀行とATM設置について基本合意書を締結した。同提携により、今後は全国のファミリーマート店舗(AFCを除く)において、同社独自デザインのATMサービスを展開する。新しいATMサービスでは、各種キャッシュレス決済の現金チャージ機能が利用可能となるなど、利便性のさらなる向上を図る。
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