AI食事管理アプリ「あすけん」を運営するaskenは9月30日、食事内容を話し言葉で伝えるだけで記録できる新機能「話して記録」β版の提供を開始した。有料サービス「あすけんプレミアムサービス」加入者が利用できる。
「話して記録」を使うと、ユーザーは「朝ごはんは食パン1枚と目玉焼き、それと牛乳をコップ一杯」などと話すだけで、アプリ内の食事記録を完了できる。
AIがユーザーの話し言葉を認識し、あすけん栄養士キャラクターの未来さんが食事内容を確認・記録する。
音声・テキスト入力の両方に対応したチャット形式となっており、「夕食は大根と小松菜と鶏肉をたっぷり入れたコンソメスープ」のような検索や選択に手間がかかる「名もなき料理」についても、AIが内容を読み取り、該当メニューまたは近しいメニューを提案する。
同社が実施したユーザーアンケートでは、7~8割ものユーザーが「スマホでの文字入力」や「メニュー選択および検索」が面倒だと感じていることが判明。この課題を受けて開発された同機能は、2025年5月より「あすけんラボ」で検証を開始し、試用したユーザーの約8割が「使い続けたい」と回答、約6割が「文字入力やメニュー選択の手間が解消した」と答えた。
AIがユーザーの話し言葉から食事内容を汲み取り、食品データベースを検索の上、食事記録をする機能は、日本の主要食事管理アプリでは初めてという(あすけん調べ)。