LIXIL住宅研究所は10月2日、住まいの長期保証に関する調査の報告書を発表した。調査は2025年8月14日~8月20日、全国(沖縄を除く)の一戸建てに住む既婚女性441人を対象にインターネットで行われた。
○現在の一戸建てに長期保証が付いているか
今回の調査は、事前調査として一戸建てに住む人のうち「最近一戸建てにした人」や「建るなら一戸建てを考えている人」を抽出し、本調査として「住まいの長期保証」について質問した。
その結果、一戸建てに「長期保証が付いている(ていた)」(34.2%)、「おそらく長期保証が付いている(ていた)」(24.9%)となり、約6割(59.1%)に長期保証が付いていることが判明した。
長期保証の満足度
この長期保証が付いている人では、長期保証に「とても満足している(していた)」(16.9%)、「満足している(していた)」(51.7%)となり、計7割近く(68.6%)が満足している結果となった。
○重要視する長期保証
一方、重要視する住まいの長期保証を複数回答で選んでもらったところ「設備保証」(50.0%)、「構造保証」(45.4%)、「地震保証」(44.4%)が上位になっている。しかしながら「防蟻保証」「防水保証」「地盤保証」なども僅差となっており、全ての長期保証を満遍なく望んでいることが判明した。
また住宅メーカーを決めるときに優先したいことは、「間取り」(46.7%)、「高気密・高断熱性」(45.4%)、「価格面」(40.4%)に続いて、「長期保証」(37.4%)が4番目となっており、注目度の高さが明らかになった。