新築マンションポータルサイト「MAJOR7」は9月30日、「住んでみたい街アンケート」の結果を発表した。同調査は8月4日~18日、首都圏2,433人、関西圏506人を対象に、インターネットで実施した。
「住みたい街ランキング」首都圏では、「恵比寿」が389ポイントを獲得し、昨年に引き続きトップとなった。2位には昨年4位からランクアップした「品川」、3位は昨年同様「自由が丘」がランクインしている。「横浜」は5位(昨年6位)、「表参道」は9位(昨年12位)、「東京」は10位(昨年11位)と順位を上げた。
「住んでみたいと思う街」について、その理由を尋ねたところ、全般的に交通の便など利便性のよさが挙げられた街が多かった。
街ごとにその他の理由をみると、「恵比寿」は飲食店の充実、洗練さ、「品川」は今後の発展に期待、「自由が丘」はおしゃれ、「目黒」は高級感、「横浜」「吉祥寺」は商業施設の充実などが上位に挙げられている。
「住みたい街ランキング」関西圏では、昨年2位の「西宮北口」がトップとなった。2位は昨年トップの「梅田・大阪」、3位は昨年に引き続き「夙川」となっている。4位の「岡本」(昨年7位)、5位の「西宮」(昨年圏外)、6位の「高槻・高槻市」(昨年15位)、9位の「芦屋川」(昨年11位)、10位の「御影」(昨年12位)は上位にランクインした。
「住んでみたいと思う街」について、その理由を尋ねたところ、「交通の便がよい」は、どの街においても3位以内に入っている。街ごとに理由をみると、「西宮北口」「梅田・大阪」は交通の便がよい、商業施設が充実、日常の生活に便利、「夙川」は街並みがきれい、閑静な街並み、交通の便がよい、「岡本」は閑静な街並み、ステータス感、「西宮」「高槻・高槻市」は交通の便がよい、日常の生活に便利などが上位に挙げられた。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス) マンションについて、どの程度知っているか尋ねたところ、「内容までよく知っていた」は30.1%で、「聞いたことはあるが、詳しくは知らなかった」「言葉だけ聞いたことがある程度」を含めた認知率は74.0%だった。住宅省エネ性能ラベルの認知率は78.8%と8割近くにまで及んでいる。
マンション購入を検討する際、「ZEHマンションであること」をどの程度重視するか(10点満点で何点か)尋ねると、6点以上と回答した人は65.6%だった。「住宅省エネ性能ラベルが高いこと」をどの程度重視するか(10点満点で何点か)尋ねたところ、6点以上と回答した人は70.9%となっている。
「ZEHマンションであること」「住宅省エネ性能ラベルが高いこと」ともに、年代別では高年代層ほど、重視度が高くなる傾向が見られた。
省エネ・ZEH性能が高いマンションは、一般的なマンションと比べて価格が高い場合、どのように考えるかを尋ねたところ、17.9%が「多少価格が高くても省エネ・ZEH性能が高いマンションを選びたい」、59.0%が「価格が同程度なら省エネ・ZEH性能が高いマンションを選びたい」と答えた。7割後半の人が「省エネ・ZEH性能が高いマンション」を選びたいと回答している。
マンションを選ぶ際、省エネ性能についてどのような点を重視するか聞くと、「快適な室内環境」(70.9%)が最も高く、「光熱費の削減」(63.4%)が続いた。