三井不動産と森永乳業、東日本旅客鉄道は10月1日、「田町駅西口駅前地区開発事業」を着工した。

同事業では、田町駅西口駅前にある「森永プラザビル」の跡地を中心に、敷地面積約0.6ヘクタール、延床面積約9.8万平方メートルとなるオフィス・商業施設・産業支援施設を備えたビルを建設する大規模ミクストユース型プロジェクトを行う。


ビルは同エリアのランドマーク物件として機能。6階~23階にオフィス、4階に産業支援施設、1階~3階に商業施設を構える。

さらに、駅周辺においては大規模な基盤整備も行う。

交通広場の拡張・整備で歩行者ネットワークの改善を図るほか、国道15号(第一京浜)に面する交差点をスクランブル化する。

住民やワーカー向けの憩い空間となる緑地広場も登場する。

また、JR田町駅構内の東西自由通路の拡幅と駅前デッキ広場の拡張や、都営地下鉄三田駅と接続する地下鉄バリアフリー動線の新設も行う。

2029年3月末に1期工事として建物が竣工し、2033年度に2期工事として緑地広場の整備を実施し、全体竣工を迎える予定とのこと。
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