SBI証券は、個人型確定拠出年金(iDeCo)に関する各種変更手続きをオンラインで完結できる新サービス「e-iDeCo」を2025年10月20日(月)(予定)より提供開始すると発表した。同サービスの導入は業界初(※)となる。


※比較対象範囲はiDeCoを提供する全運営管理機関。2025年10月3日現在、SBI証券調べ
○書面不要で手続きが完了

従来、iDeCo加入後の氏名や住所変更、掛金額変更といった手続きはすべて書面による届出が必要だったが、国民年金基金連合会が新たに提供する「e-iDeCo」により一部の手続きがオンライン申請可能となる。利用者はマイナンバーカードによる公的個人認証を活用し、SBI証券のWEBサイト内「e-iDeCoサービス」ボタンから申込み手続きを行うことで、各種届出をオンラインで完結できる。

○サービス拡充の歩み

SBI証券は2005年1月にiDeCoサービスを開始。2023年にはiDeCo加入者サイトと証券総合口座を連携する「アカウント連携」や、運用商品選びを支援するシミュレーションツール「DC Doctor」を導入。さらに加入・申込手続きのWEBフォームを刷新し、2025年9月には資産管理ツール「My資産」にiDeCo残高を追加するなど、利便性向上に取り組んできた。

これらの施策が評価され、2025年7月末時点でiDeCoの預り資産は2兆円を突破。口座数は業界最多となる112万口座を超えている、とのこと。

SBI証券は今回の「e-iDeCo」導入により、手続きの簡素化と利用者体験の向上を図るとともに、今後も「業界最低水準の手数料で業界最高水準のサービス」の提供を目指して、個人投資家の資産形成を支援していく方針だ。
編集部おすすめ