2000年にデビューしてから今年で25周年を迎える歌手の倖田來未。7月31日には、自身の美容と幸せメンタルの秘訣を詰め込んだ初の美容本『倖田的ビューティ(BEAUTY)』を発売した。
○自分の体に対してコンプレックスだらけだった過去
42歳の今も、引き締まった健康ボディで露出度の高い衣装もかっこよく着こなす倖田だが、デビュー当時は自分の体に対してコンプレックスだらけだったと打ち明ける。
「歌手ではありますが、憧れられる女性にならなきゃいけないということで、オーディション中から『あとこれぐらい痩せてください』と言われ、自分としても美しくいなければいけないと思ったので、そこからダイエットを始めて変わっていきました」
鼻もコンプレックスだったが、自分の顔を好きになれるように努力してきたという。
「鼻が丸いのが嫌いでしたが、自分を好きにならなきゃいけないと思い、サインの中に鼻が入っている顔を書いて、自分自身を肯定しようとしたり。いまだにコンプレックスではありますが、以前よりも好きになれたと思います」
美容本では、自身が実践している美容法を惜しみなく公開している。
「こういうファンデーションやチークを使っているとか、こういう風に鼻が高く見えるようにしてコンプレックスを隠しているとか、自分が実践していることを紹介しているので、一つのヒントになればいいなと。私はジムには一切行かない人なので、家でできる“ながらダイエット”を毎日コツコツやって、塵も積もれば山となるというような形で自分のボディラインをキープしていて、そういうことも書いています」
○ハッピーを心がけたことで「今の自分が一番好き」と思えるように
また、内面の美しさも外見ににじみ出るものだと語る。
「否定的な言葉を言っていると意地悪に見えてくるじゃないですか。そういう人間にはなりたくないなと。例えば、イライラしている時に人にぶつかられたら、『痛いな』『謝って』と思いますが、自分の心の中がハッピーであれば、『大丈夫ですか?』と相手のことを気遣える。人間は気持ち一つで美しくもなれるし醜くもなると思うので、常にハッピーな気持ちでいたいなと思っています」
そして、意識的に自分を好きになったり、ハッピーでいることを心がけてきたことで、「今の自分が一番好き」と思えるようになったという倖田だが、「もともとはマイナス思考なんです」と言い、周囲の人たちの影響でポジティブに変わってきたと明かす。
「私は18歳でデビューしたので現場の人たちがみんなお姉ちゃんで、スタイリストもヘアメイクも20年以上一緒にやっていますが、みんなハッピーな人たちなんです。
ポジティブな言葉の威力を感じたからこそ、倖田自身も人に対してポジティブな言葉を多くかけるように。
「旦那さんにも『今日もイケメンやな』っていつも言うようにしています。そうしたら、うちの旦那がどんどん若返ってきて。かっこよくいてくれるからこそ私も旦那のことが大好きという気持ちになれるので、これからも言い続けてイケメンでいてもらおうと思います(笑)」
夫からも「今日もかわいいな」と毎日のように言ってもらっているそうで、「変なブサイクな写真を見せても『かわいい』と言うので、『ウソつけ!』って言っているんですけど(笑)。ライブもそうですし、インタビューの写真を見ても、『この來未ちゃんすごくきれいやね』と言ってくれて、『このメイクいいと思うで』という話もしたりしています」と笑顔で話してくれた。
■倖田來未
1982年11月13日生まれ、京都府出身。2000年11月に「TAKE BACK」で全米デビュー、同年12月に同曲で日本デビュー。以後数々のヒット曲を生み、ベストアルバムのダブルミリオンセールス、2度の東京ドーム公演、近年では海外公演も開催するなど数多くの実績を残す。ファッションアイコンとしても幅広い活動を行っている。2025年はデビュー25周年イヤーを記念し、ビューティエッセイ『倖田的ビューティ(BEAUTY)』を7月31日に発売。10月よりアリーナツアー「KODA KUMI 25th ANNIVERSARY TOUR 2025 ~De-CODE~」を開催する。