ニチレイフーズは10月6日、「全国から揚げ調査2025」の結果を発表した。調査は2025年8月18日~28日、全国の20~79歳の男女14,099名を対象にインターネットで行われた。
調査回答者に、全30品のおかずから好きなものを選択(いくつでも選択可)してもらったところ、全体の67.4%が「から揚げ」を選択。5回連続で好きなおかずランキング第1位に輝いた。2位には「ハンバーグ(64.5%)」、「餃子(64.5%)」が同率ランクイン。
から揚げの好意レベルを聞いたところ、5回連続で8割近くが好きと回答した(「好き(56.3%)」、「やや好き(27.0%)」)。
全国のから揚げ消費個数を推計で算出したところ、2025年の年間消費量は約380億個以上となる見込み。2023年調査との比べでは約95%程度に留まることが分かった。
1ヶ月以内のから揚げ喫食率をルート別でみると、「惣菜」が42.8%と最も多く、次いで「手作り(36.8%)」「冷凍食品(27.6%)」「コンビニ(20.3%)」「外食(18.2%)」「鶏のから揚げ専門店(15.8%)」だった。
外食や専門店の利用はコロナ禍の「巣ごもり需要」により急伸したが、外食や専門店での利用が落ち着いたと考えられる。
から揚げを1ヶ月間に食べる平均喫食個数(1人当たり)を推計すると、今年最も多かったのは「福島県(72.2個)」。次いで「茨城県(56.3個)」「東京都(54.7個)」「鹿児島(52.4個)」「大分県(51.4個)」となった。福島県はこれまで上位に位置付けていたが1位獲得は初めて。色々なタイプのから揚げを喫食していると回答。
また、から揚げを1ヶ月に1回以上食べている人の割合(喫食率)を都道府県別に調べたところ、最も高い割合だったのは「宮崎県(79.3%)」、次いで「島根県、大分県(75.7%)」同率、次いで「鹿児島県(74.7%)」「高知県(74.6%)」であった。
から揚げの好きな部位をみると、5回連続で「もも(82.9%)」「むね(44.9%)」「手羽先(33.7%)」の順。「もも」は比較的女性の支持が多く、「むね」は比較的男性の支持が多かった。