どうやら、間髪を入れるつもりがないらしい。ミョウバン不使用のウニ丼で絶賛バズっている「なか卯」が、またまたゴッツい商品を世に送り出す。
10月15日より販売がスタートする「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」のことだ。

具沢山&イタリア産の黒トリュフを使用しているというのに、まさかのお値段並盛で690円……。実際に食べてみた結果、このクオリティでこの価格というのはいい意味で異常。確実に誰かが計算をミスっているとしか思えないレベルである。一足先に試食する機会を得たので、さっそくその衝撃的な実力を御覧いただこう!
○■奇跡の価格設定! 「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」が絶品

なか卯の人気は揺るがない。親子丼、牛すき丼、カツ丼、さらにはまぐろのたたき丼などの海鮮メニューも用意されているほか、うどんメニューも豊富。さらには、ウニ丼やいくら丼、うな丼など、ハイコスパ&ボリューミーな期間限定メニューでバズることもしばしば。マジで隙が見当たらない。

そんななか卯がこの秋に用意した新メニューが「黒トリュフ薫る きのこ親子丼」である。“黒トリュフ”で、“きのこ”で、“親子丼”で……とにかく情報量が多いが、このワクワク感、ヤバくない? 黒トリュフだけでなく、きのこも入っている親子丼ってことだから。運営側としてはめちゃくちゃ気合が入ったメニュー開発だったのではないかとお察しする。

トリュフ自体を使用した限定メニューは過去にも存在していた。
当時はスライスという形だったが、今回は刻み黒トリュフを使用している。しかも、しっかりイタリア産だという。きのこ親子丼も、2022年に「3種きのこの親子丼」という秋の期間限定メニューが登場したことがあったが、今回は久々の登場となる。

ということで、ざっくり概要を紹介したところで、そろそろ現物を拝ませていただこう。店員さん、お願いします!

うっ……こ、これは……

おいおいおいおい……ウソでしょ……

黒トリュフ、こんなに乗ってるの!? ウマそうにも程があるだろッ!!

どうしよう、食べてしまうのが惜しい。ああ~、もっと眺めていたいけど、温かいうちに食べるのが礼儀である。それじゃあ、まずは黒トリュフ部分は手を付けず、きのこ親子丼部分だけをいただきます!

うわ~……ウッッッッッマ~~……。きのこがめちゃくちゃ効いてる! なか卯の親子丼の美味しさは広く知られていると思うけど、あの上品で風味豊かな出汁にきのこの旨味がさらに追加されてさらに深みが出ているし、そもそもの出汁の味わいともめちゃくちゃマッチしている。きのこと親子丼のフィーリング、最高……。

しかもきのこが一つひとつ大きめにカットされているので、きのこ特有のシャキシャキした食感も鶏肉に負けじといいアクセントになっているし、とろとろの溶き卵とのコントラストも素晴らしい。使用しているきのこも、えのき、しめじ、エリンギとバリエーションに富んでいるので、食感も味わいもめちゃくちゃ立体的だ。同じきのこ類でも、それぞれ全然違うからな……。
この時点でもう、結構な贅沢感あるぞ?

お次は、いよいよ黒トリュフを乗せて……いただきます!

うわうわうわうわ、ヤッッッバ!! ウッマ~~!! なんじゃこりゃ!? 激ウマなんですけどッ!?

土やニンニク、アーモンドのような香りが複雑に混じり合った黒トリュフならではの高級感ある風味がぎゅっと凝縮されていて、少しトッピングするだけで口全体~鼻腔まで黒トリュフの芳醇でリッチな香りが駆け巡っていく。この圧倒的な存在感、マジで半端じゃない……。

しかも、トリュフも当然きのこの一種なので、他のきのことの相性も抜群。もちろん鶏肉やとろとろ卵とのマリアージュも最高だ。

ちょっと待て、これで690円? ろ、ろ、ろっ……690円だと……!? さすがにこれはコスパが良すぎる! 使用している食材やボリューム感、満足度を踏まえれば1,000円以下というだけで十分安い気がするが、それを遥かに下回る690円って……。誰か原価の計算ミスってない? マジでそんな心配をしてしまうほどの一杯である。

黒トリュフが語彙を奪う。食べ手はただ「ウマい」を連呼するだけ……。すぐにまた会いにいく!
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