ダークパターン対策協会は10月15日、ダークパターンの理解促進と被害防止を目的とする啓発動画の配信を開始した。消費者庁の「消費者教育ポータルサイト」および同協会のYouTubeチャンネルで視聴できる。
内容は学生(小中高生)を対象としており、学校や保護者向けの教材として無料で活用できる。

○若年層向けの啓発動画でリテラシー向上を図る

公開された動画は全8本で、小学生向け3本、中学生向け2本、高校生向け3本の構成。タイトルには「ゲームは楽しいけど注意して!」「定期購入は要注意!」「推し活に気を付けて!」「存在しないグッズ篇」などがあり、注意すべきポイントや立ち止まるタイミングを自然に学べる構成になっている。各編の長さはそれぞれ3~4分程度。

制作にあたっては、消費者庁および文部科学省のレビューを経ているという。同協会は、情報リテラシーとダークパターン被害には相関があるとみており、まずは学生(小中高生)に向けて啓発動画を制作することで若年層への意識啓発を図るとしている。
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