ABEMAのオリジナル番組『ドーピングトーキング』#7が11日に配信された。
○“お笑いルポライター・takahiro”に接触
番組では「父へ想いを伝えられるか? 青森イタコ(九条ジョー)」「ニッポンの和彫り(原田泰雅/ビスケットブラザーズ)」、「芸人界で話題! お笑いルポライターtakahiro(文田大介/囲碁将棋)」、「レースクイーンの今(吉田結衣/カーネーション)」といった、番組のためだけの体験談が芸人たちの話芸のもと語られた。
囲碁将棋・文田が今回接触したのは、芸人たちの多くが賞レース予選中にチェックしている“お笑いルポライター・takahiro”。『キングオブコント2025』では決勝10組を完全的中させた的中率の高さと切れ味ある講評で、粗品も「今でも見てる」と語るなど、芸人の間でも広く知られる存在だ。
そんなtakahiroの講評は、基本的には称賛が多いものの、8年前の『M-1グランプリ』3回戦での囲碁将棋のネタは「何そのキモいネタ。伝わらん!」などと酷評。一方で合格ラインの “80点”は付けていたため、文田は「嫌いなのか好きなのか本音が気になる」という思いで、直接会いに行ったと語る。
takahiroはムキムキの筋肉質な体型で、普段は会社員として働き、社内では一切お笑い好きを出していないそう。一方SNSで顔出ししていることについて文田が「(会社に)バレません?」と尋ねると、takahiroは「メガネかけてるので大丈夫です」と答えたそうで、そのあっさりとした回答に、スタジオはたちまち笑いに包まれる。
○「実は囲碁将棋のことが好きだった」
また、ルポ活動を始めたきっかけについては、2001年の『M-1グランプリ』予選から毎年大会を追い続けるなかで、「ウケていたのに予選で落ちる芸人に“よかったよ”と伝えたかったから」という回答が。特に、ブレイク前のスリムクラブを見て火が付いたそうで、そのtakahiroの秘めた情熱に文田も「素敵な動機だった」と感心の言葉を述べた。
そして、いよいよ8年前の酷評について切り出すと、takahiroは「実は囲碁将棋のことが好きだった」と告白。基本的に単独ライブなどへは行かず賞レースの予選しか会場へ足を運ばないというスタンスのなか、唯一囲碁将棋の単独ライブだけは行ったことがあったそうで、期待していたがゆえに、思わず感情的に酷評してしまったとのこと。それでも、「お笑いルポライターとしての採点基準があるため合格ラインの80点をつけた」と、ルポライターとして冷静に評価した背景も明かされた。
【編集部MEMO】
『ドーピングトーキング』は、「日常では絶対に行くことがない場所」や、「絶対に交わらない人」のもとへ向かい、刺激的でスリリングな体験をしてきた芸人たち総勢40人超が、ユーモアを交えつつ珠玉のエピソードトークを披露するトークバラエティ番組。この番組で披露するエピソードトークは、“『ドーピングトーキング』のためだけ”に用意した、すべて初卸しのトークとなる。