アイドルグループ・Aぇ! groupの正門良規が16日、東京グローブ座で行われた主演舞台『十二夜』初日前会見および公開ゲネプロに、作・演出の森新太郎氏、共演の大鶴佐助、阿知波悟美、峯村リエとともに出席した。
シェイクスピア喜劇の中でも最高作と言われる『十二夜』を、森新太郎氏の演出で、性別にとらわれず自由な発想で選ばれた俳優が演じる同舞台。
森氏は「シェイクスピアの時代、ヴァイオラ役は少年俳優が演じていました。今回もチャーミングな男性に演じてほしいと思って正門さんにお願いしたら、意外にもノリノリでOKしてくれました(笑)。他のキャストのキャスティングも性別にとらわれず、賑やかなお芝居ができるようにキャスティングをしました。結果的に大成功だったと思います」と起用について説明。
正門は「ヴァイオラというお姫様の役をいただいて、最初は何もわからないまま『楽しそうだからやります!』とお返事させていただきました。いざ始まってみると大変なことだらけで、所作や声色を女性に寄せるのが難しかったです。豪華絢爛なドレスを着るのも初めての経験ですが、コルセットがしっかりしているので、着ると自然とお姫様の動きになるんです。これは衣裳さんのおかげです!」と女性役への挑戦を語った。
伯爵令嬢のオリヴィアを演じる大鶴は「女性役を演じるのは初めてで、最初はすごく緊張するかなと思ったんですけど、逆にここまで振り切ってしまうと普通の男性を演じるより緊張具合が少なく、稽古場ではまーくん(正門)とたくさんの愛を育んできましたので、お客様にそれを見せつけたいと思います」とにっこり。
また、稽古で印象に残っていることを聞かれると、大鶴は「まーくんとの熱いキスですかね(笑)。全く嫌がらずに受け入れてくれたのがとても印象深いです」と回答。
舞台『十二夜』は、10月17日~11月7日に東京グローブ座、11月15日~11月21日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて上演。