アンカー・ジャパン(Anker)は10月21日、モバイルバッテリーやBluetoothスピーカーなどに用いられているバッテリーセルに不備が見つかったとして、販売済み製品の回収を実施すると発表した。対象製品はアンカーが自主回収したうえで、新品への交換を実施する。


回収の対象製品や対象販売期間は以下の通り。オンライン受付フォームでシリアルナンバーを入力し、対象と判別された製品が回収の対象となる。

モバイルバッテリー「Anker PowerCore 10000」(製品型番:A1263)
販売期間:2022年12月25日~2025年10月21日
Bluetoothスピーカー「Soundcore 3」(製品型番:A3117)
販売期間:2022年12月16日~2025年10月21日
会議用スピーカー「Anker PowerConf S500」(製品型番:A3305)
販売期間:2022年12月29日~2025年10月21日
Bluetoothスピーカー「Soundcore Motion X600」(製品型番:A3130)
販売期間:2023年4月24日~2025年10月21日

アンカーによると、特定の製品で発火する事象が日本国内で発生し、原因究明に向けて社内で調査したところ、バッテリーセルの製造を委託しているサプライヤーの製造工程で特定時期に異物が混入した製品が日本国内に出荷され、電池セルの内部短絡(ショート)が発生する可能性が判明。4製品の回収を決定したとしている。

【編集部MEMO】アンカー製品のバッテリー不具合にまつわる自主回収は、2024年9月と2025年6月に続くもの。自主回収の頻度は高めといえるが、不具合の発生を隠さずに公表し、回収や新品との交換を実施する姿勢は評価できる。自主回収の対象外の製品は問題なく使い続けられるので安心したい。
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