全国的に急に冷え込んできたことを受け、コロナは石油ファンヒーターの事前点検を呼びかけた。特に、昨シーズンから持ち越した灯油が変質している場合、不完全燃焼や異常燃焼、機器の故障につながるとして注意を促した。
石油ファンヒーターで気をつけたいのが、古い灯油の使用。昨シーズンから持ち越した灯油や、日光が当たる場所、高温の場所で保管した灯油は変質している可能性が高い。黄色く変色していたり、酸っぱい臭いがする灯油は機器の故障や不完全燃焼などの原因となるため、使用すべきではないとしている。
もし古い灯油が残っていた場合、購入した販売店やガソリンスタンドに相談するとよい。
石油ファンヒーター本体の点検や清掃も重要だとした。背面のエアフィルターと温風空気取入口を掃除機やブラシで清掃し、ホコリやゴミを取り除くことで、燃焼に必要な空気を十分に取り込め、ランニングコストの削減にもつながる。内部のオイルフィルターにゴミや水が溜まっていないかも確認し、汚れている場合はきれいな灯油で洗浄する必要がある。
使用前に、実際に点火して炎の状態を確認することも必要。黄色い炎が連続して全周に出ている場合や、リフト燃焼と呼ばれる異常燃焼が頻繁に起こる場合、機器の使用を中断して販売店へ相談するのがよい。
耐震テストとして、燃焼中に石油ファンヒーター本体をゆすって耐震自動消火装置が正常に作動するかも確認しておきたい。