富士フイルムは10月23日、ミラーレスカメラの新製品「FUJIFILM X-T30 III」を発表した。小型軽量ボディを継承しながら、最新の高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載してオートフォーカス性能を高めたのが特徴。
フィルムシミュレーションダイヤルを新たに搭載し、写真フィルムを交換する感覚でさまざまな色調表現で撮影できるようにした。

カラーバリエーションはシルバー、ブラック、チャコールシルバーの3種類。ラインナップは、ボディ単体モデルとレンズキットの2種類。レンズキットには、小型軽量設計の新しい標準ズームレンズ「XC13-33mmF3.5-6.3 OIS」が付属する。価格はいずれもオープン。発売は11月中旬以降。

従来モデルのX-T30 IIと同じサイズ・重量の小型軽量ボディを採用するミラーレスカメラ。裏面照射型の約2610万画素センサー「X-Trans CMOS 4」と高速画像処理エンジン「X-Processor 5」を搭載する。新たに、AIを活用した被写体検出AFに対応し、人物の顔や瞳だけでなく、動物、鳥、車、バイク、昆虫などの被写体を自動で認識して追尾できる。動画機能も強化され、6.2K/30Pや4K/60Pでの撮影に対応した。

本体上部には、20種類のフィルムシミュレーションを切り替えられるフィルムシミュレーションダイヤルを新たに追加した。FS1からFS3の3つのポジションには、フィルムシミュレーションと画質設定を組み合わせた「FSレシピ」を登録できる。


本体サイズは幅118.4×高さ82.8×奥行46.8mm、重さは378g。
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