2025年11月発売のカシオ腕時計から、「G-SHOCK Nano」とOCEANUSの新製品を実機写真とともに紹介する。
「G-SHOCK Nano」は、いわゆるリングウォッチ。
衝撃的な小型化に「カシオミニ」の精神が宿る「G-SHOCK Nano」
G-SHOCKのオリジン「DW-5600」を約1/10サイズで再現したリングウォッチのG-SHOCK、「G-SHOCK Nano」が登場。1972年にカシオ計算機から発売された世界初の小型パーソナル電卓「カシオミニ」のマインドを感じさせる製品だ。カラーバリエーションは3色。ブラックの「DWN-5600-1JR」、イエローの「DWN-5600-9JR」、レッドの「DWN-5600-4JR」をラインナップする。
ケースサイズは23.4mm(縦)×20mm(幅)×7.5mm(厚)、質量は6g。ベゼルとバンドの樹脂部分には、バイオマスプラスチックを採用している。
このサイズながら、サイドボタンや美錠、液晶ディスプレイをこだわり抜いた造形技術で再現。もちろん耐衝撃構造を備え、20気圧の気密性を確保。液晶は時・分・秒はもちろん、デュアルタイム、ストップウオッチ、オートカレンダーなど基本性能を網羅している。
なお、設定した時刻になるとほのかに点滅するエモーショナルなフラッシングライト機能付き。また、シリコーン素材の専用展示台を同梱したスペシャルパッケージ付きで、コレクションとしても楽しめる。
駆動は電池式。このサイズで電池交換までできることにも驚く。ちなみに電池寿命は約2年。価格は各14,300円。
江戸切子のOCEANUS Manta最新モデル「OCW-S7000CN-1AJF」
OCEANUSのハイライン「Manta」シリーズから、江戸切子最新作「OCW-S7000CN-1AJF」が登場。
今回のデザインテーマは「CALM NIGHT」(穏やかな夜)。DLC(Diamond Like Carbon)処理によるオールブラックのチタン外装と江戸切子のサファイアガラスベゼルで「月の光に照らされた夜の海」を表現。江戸切子ならではの煌めきとカットの美しさが魅力だ。
なお、ベゼル上のカッティングラインは、これまでのOCEANUSの江戸切子シリーズを手がけてきた、江戸切子職人の堀口徹氏が監修している。
ケースサイズは47.5mm(縦)×42.8mm(幅)×9.8 mm(厚)、質量は81g。
駆動はタフソーラー。また、マルチバンド6対応電波時計とBluetoothによるモバイルリンク機能を搭載。専用アプリ「CASIO WATCHES」で、自動時刻修正や簡単時計設定、約300都市からのワールドタイム簡単設定、タイム&プレイス、時計ステータス表示、携帯電話探索、Premium Production Line生産証明書表示を利用できる。
風防は両面反射防止コーティングのデュアルカーブサファイアガラスで、10気圧防水。価格は308,000円。世界限定1,600本の販売となる。
ガリウム使用のタフソーラーで発電する江戸切子のOCEANUS Manta「OCW-SG1000CN-1AJR」
上の写真で左に写っていたのが、もうひとつの江戸切子モデル「OCW-SG1000CN-1AJR」。OCEANUSのハイライン「Manta」シリーズから登場する、高効率で発電できるガリウムタフソーラー搭載の限定モデルだ。
ベースモデルは、2024年にカシオ時計事業50周年記念モデルとして発売された「OCW-SG1000ZE-1AJR」。最初にガリウムタフソーラーを搭載した、マイルストーンともいえるモデルだ(詳しくは当時の記事『宇宙産業のテクノロジーが腕時計に!? カシオ時計事業50周年OCEANUSの「ガリウムタフソーラー」とは』を参照)。
先に紹介した「OCW-S7000CN-1AJF」同様、「CALM NIGHT」をデザインテーマに、オールブラックのチタン外装と江戸切子の職人による手作業のカッティングラインが入ったサファイアガラスベゼルを組み合わせた。
ただし、「OCW-SG1000CN-1AJR」のサファイアガラスベゼルは、サファイアガラスを十二角形にカットして、さらに多面カットを施し、表面をDLC処理。これに、ベゼルの上半分には表面から、下半分には裏から江戸切子カットを入れるという、より豪華で凝った作りになっている。江戸切子カットの監修は、こちらも三代秀石 堀口徹氏。
ケースサイズは47.5mm(縦)×43.0mm(幅)×11.7mm(厚)、質量は99g。機能は、「OCW-S7000CN-1AJF」と同じく、マルチバンド6対応電波時計とBluetoothによるモバイルリンク機能を搭載する。
風防は両面反射防止コーティングのデュアルカーブサファイアガラスで、10気圧防水。価格は682,000円。世界限定600本。
奥田民生氏全面監修のコラボレーションモデル「OCW-S7000TS-1AJR」
2025年9月よりOCEANUSのアンバサダーを務める奥田民生氏。そのソロ活動30周年と生誕60周年を記念したコラボレーションモデル「OCW-S7000TS-1AJR」が登場。
音楽へのこだわりと自分らしさを貫き、今なおミュージックシーンを走り続ける奥田氏の全面監修で仕上げた数量限定モデルだ。
ケースサイズは47.5mm(縦)×42.8mm(幅)×9.5mm(厚)、質量は83g。外装の材質はチタン。
サファイアガラスベゼルのタキメーターには「OKUDA TAMIO」の文字と還暦を示す「60」の赤文字をレイアウト。また、9時側のインダイアルリングには、奥田氏の好きなオレンジと赤のグラデーションを採用した。
さらに、ダイアル、りゅうず、中留カバーにはOTマーク、裏ぶたには、60歳を表した特別なロゴを刻印している。
駆動はタフソーラー。自動時刻調整はマルチバンド6対応電波時計と、Bluetoothによるモバイルリンク機能を両搭載。専用アプリ「CASIO WATCHES」から、簡単時計設定、約300都市からのワールドタイム簡単設定など豊富な機能を手軽に利用できる。
風防は両面反射防止コーティングのデュアルカーブサファイアガラスで、10気圧防水。価格は242,000円。日本限定1,000本。











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