アイ工務店は10月25日に、鳥取県米子市にて住宅展示場「アイパーク米子」をグランドオープンした。これにより同社は、創業から16年で全国47都道府県で事業展開するホームメーカーとなった。
10月下旬に開催されたプレス内覧会では、CMキャラクターに就任した永島優美さんがアイ工務店の家づくりをアピールしている。

○自由設計は20代、30代にも人気

JR境線 三本松口駅から徒歩約30分。皆生温泉や弓ヶ浜にも近いエリアに、アイパーク米子は開設された。アイ工務店による展示場としては302カ所め。961.49平米の敷地に、2階建てのA棟、平屋建てのB棟、実際に宿泊できるC棟が設置されている。

アイ工務店の斎藤隆輔氏は「当社には、完全注文住宅で自由設計という強みがあります。キッチン、ダイニング、お風呂、クロス、床材、屋根の色などに、たくさんの選択肢を用意しており、お客様の“こういう家にしたい”を実現できます」と強調する。ターゲット層については、20代後半から30代半ばまでが8割を占めている、と斎藤氏。「若いお客様にも、高気密・高断熱の住宅を適質価格でご提供しています」と力を込める。

「家づくりは地域に根ざしたもの。山陰は湿気が多い地域ですが、新仕様のN-ees(ニーズ)であれば、業界トップレベルの高気密・高断熱の性能を備えているので安心です。また構造躯体、防水、シロアリに対して業界初となる初期30年保証を実現しています」(斎藤氏)

今後の目標については「鳥取・島根エリアでは、持ち家の住宅が年間2,500棟ほど建っています。
将来的には、そのシェアを10%以上獲得していきたい」としたうえで「当社は『家族に愛を、住まいにアイを』というフレーズで展開しています。愛する家族を守る、みんなで楽しく過ごせる住宅を提供していきます。是非、たくさんの方に展示場にお越しいただければ」と呼びかける。

またアイ工務店 中国支社 山陰支店 支店長の阿部英次氏は「8月の松江(島根)に続き、ここ鳥取にも「アイパーク米子」をオープンできました。競合の工務店さん、ハウスメーカーさんと差別化を図るため、3棟のモデルハウスを用意しています。よく『住宅展示場は大きすぎて、住んでみたときのイメージが沸かない』ということがあります。そこで等身大のモデルハウスC棟では、宿泊体験いただけるようにしました」と説明する。

アイ工務店では、CMキャラクターにフリーアナウンサーの永島優美さんを起用した。その狙いについて、斎藤氏は「アイ工務店では、家づくりにおける女性の声を大事にしています。私たちの購買層にとって憧れの女性の1人である永島さんを起用することによって、たくさんの人に共感を広めていければ」とする。

この日、会場に招かれた永島さんはモデルハウスの印象について「吹き抜けによる開放感がありますよね。また窓が広いので、たくさんの光をとりこめるのも気持ちが良いです」とコメント。
これに対し、斎藤氏は「一般的にはサッシが大きくなるほど外気温に影響されやすくなりますが、当社では3枚重ねのトリプルガラスサッシを標準仕様にしています。広さ・明るさを保ちながら断熱性能も維持できるので、家族団欒しやすいリビングになっています」と説明する。

また「蛇口をひねるだけで、キッチン、お風呂、トイレまで、すべての水回りでウルトラファインバブル(UFB)が使用できるのも嬉しいポイントですね」と永島さん。水道の引込管に専用のUFB機器を設置することで、家中すべての水がウルトラファインバブルになる設計をアピールする。

なおアイ工務店では、全国47都道府県に進出したこと、および永島優美さんのCMキャラクター就任を記念して11月1日から3日まで、全国の住宅展示場で特別キャンペーンを実施。WEBで予約した来場者に向けて、永島さんプロデュースのいちごを贅沢に使ったオリジナルスムージー「CRAFT SMOOTHIE」を提供する(各展示場先着10組まで)。

アイ工務店の家づくりについて、永島さんは「これまで色々な展示場にお伺いしましたが、人の笑顔が集まる場所を大事にしていると感じます。今後はCMキャラクターとして、そして2歳の子どもを育てる母として、実際に目で見て感じたことをフリーキャスターならではの言葉でみなさんにお伝えしていければ、と思っています」と抱負を語っていた。

近藤謙太郎 こんどうけんたろう 1977年生まれ、早稲田大学卒業。出版社勤務を経て、フリーランスとして独立。通信業界やデジタル業界を中心に活動しており、最近はスポーツ分野やヘルスケア分野にも出没するように。日本各地、遠方の取材も大好き。
趣味はカメラ、旅行、楽器の演奏など。動画の撮影と編集も楽しくなってきた。 この著者の記事一覧はこちら
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