ダイハツ工業が「次世代の軽自動車」を提示するコンセプトカー「K-VISION」を公開した。これまでの軽自動車にはなかった「ストロングハイブリッド車」で、直感的に操作できる分かりやすくてシンプルなコックピットを採用しているところが特徴だ。
軽でハイブリッドを作るのは難しい?
軽自動車に「マイルドハイブリッド車」はあるものの、ストロングハイブリッド車(トヨタ自動車「プリウス」などで有名な、いわゆるハイブリッド車)はない。ハイブリッド車は燃費が良好で、モーターのアシストの入る力強い走りも魅力なのだが、なぜ軽自動車に普通のハイブリッド車はなかったのか。ダイハツ担当者はこう語る。
「スペースの問題があります。ハイブリッド車はエンジンとモーター、動力を2つ積むクルマです。(駆動用)バッテリーと燃料タンクの両方を搭載する必要もあります。これを軽自動車のパッケージングで作るのは大変で、我々も苦労している部分です。それと、搭載するモノが多くなれば、その分、お金がかかります。お客様に購入していただける価格にできるかどうかも課題です」
ではなぜ、今になって軽のハイブリッド車を作ろうとしているのか。
「この先、環境規制が厳しくなります。それをクリアするため、軽のハイブリッド車は、モノとして必ず発明していかなければならない、というのが正直なところです」
軽自動車は日本の新車販売の4割を占めると言われている。
軽ハイブリッド車を具体的にいつ発売する予定なのかは教えてもらえなかったが、「次の大きな環境規制は2030年に始まる予定です。それまでに、ラインアップに順次、軽のハイブリッド車をそろえていかなければなりません。となると、2030年のギリギリに入れるのでは遅いと考えています」とのことだった。
どんな軽ハイブリッド車を作る?
ダイハツはどんな軽ハイブリッド車を作ろうとしているのか。システムとしては「シリーズ式」のハイブリッドを想定しているそうだ。シリーズ式というのはエンジンを発電用に使い、作った電気でモーターを回してクルマを走らせるシステムのこと。ダイハツは小型車「ロッキー」で同システムをすでに使っている。
エンジンで走る軽自動車の排気量は660ccまでという決まりがある。シリーズ式ハイブリッドの軽自動車はエンジンを発電のみに使うのだが、そのエンジンもやっぱり、排気量は660ccまで、ということになるらしい。
軽ハイブリッドは災害時にも役立つクルマだとダイハツ担当者は話す。災害が起こった際、現場に素早く駆け付けられるのは小さいクルマだ。軽ハイブリッド車であれば、災害の現場でクルマから電気を取り出すことが可能。ガソリンさえ入っていれば、現地で発電できるところがハイブリッド車の魅力だ。
「もちろん電費(電気自動車やシリーズ式ハイブリッド車における燃費のような概念)にはこだわりますが、電気を取り出せるという機能も知っていただいたうえで、選んでいただければと思います」とダイハツ担当者は話していた。











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